もうすぐ子どもたちは夏休み。子どもと一緒にキャンプやBBQをするときに盛り上がる、パーティースイーツ「噴水フルーツポンチ」はいかがでしょうか。
材料はサイダーとラムネ、お好みのフルーツや缶詰だけ。作り方もとても簡単で、小さなお子さまでもお手伝いできます。
華やかでキャンプやBBQを盛り上げてくれること間違いなしのレシピなので、ぜひ試してみてください。
お子さまと一緒に作る際に気をつけていただきたいこと
「噴水フルーツポンチ」は炭酸の化学反応を使ったレシピです。お子さまと一緒に作るときときは安全のため、必ず以下のポイントに気をつけるようお子さまと共有をお願いいたします。
・子どもだけで作らないようにしてください。大人と一緒に作ってください。
・炭酸水の蓋を開けるときは、人に向けて開けないようにしてください。
・口の中にサイダーとラムネを同時に入れたり、サイダーを飲んだ後にラムネを飲みこんだりすると、大変危険です。絶対にしないでください。
材料
・サイダー(常温にしておく)(500mL)
・ラムネ
サイダーは冷やさず、常温にしておくのがポイントです。
ラムネは少し大きめなものを使うのがコツ。メントスも使えます。
具材はフルーツ、缶詰フルーツ、白玉など、お好みのものを使ってください。「アイスの実」などキューブアイスを使っても美味しく、きれいです。
七夕などイベントごとなら、フルーツを型抜きしてもかわいらしく仕上がります。
作り方
まずはサイダーのラベルをはがし、外側を丁寧に洗います。
ボウルなど深さのある容器の中央にサイダーのボトルを立て、周りにお好みの具材を敷き詰めます。
準備ができたら、ラムネを3粒準備します。カウントダウンをしてもいいかもしれません!
ラムネ3粒を一気に入れます。
一気にサイダーが泡立ち、噴水になります。
泡が落ち着いたら、グラスによそい、美味しく食べてください。もし味が薄い場合は、缶詰のシロップなどで調整してください。
余りをゼリーにしてもきれいで美味しいです。
ここに気をつけて!失敗しないポイントを紹介
簡単ですが、「思ったより泡立たなかった」という失敗も多い噴水フルーツポンチ。ここからは失敗しないポイントを紹介します。
ラムネは一気に入れる
ラムネ入れ係を幼いお子さまにお願いしたときに起こりがちな失敗です。いつ泡立つかと、こわごわ1粒ずつ入れてしまうと、最後までほとんど泡立たずに終わってしまいます。ラムネ3粒を一気に入れるのが勢いのある噴水にするコツです。
サイダーは常温にしておく
サイダーを冷やしてしまうと泡立ちが弱くなり、失敗してしまいます。サイダーは必ず常温、少しぬるいくらいのものを使うと勢いのある噴水になります。
サイダーがぬるい分、具材をしっかり冷やしておくのが美味しく食べるポイントです。
サイダーは甘味のあるものを使う
「缶詰の果物やシロップが甘いから」と無糖の炭酸水を使ってしまうと、意外に甘さが足りない仕上がりになってしまいます。甘味のある炭酸水を使うのがコツです。
なぜ噴水になるの?
サイダーにラムネを入れると「噴水」ができる理由は、ラムネの構造が原因といわれています。
サイダーは高圧で二酸化炭素を封入した炭酸水です。水中には炭酸ガスが飽和しており、少しの刺激で気化してシュワシュワとした泡になる状態です。
一方、ラムネは表面に無数の穴があいた多孔質の構造をしています。この無数に開いた小さな穴が気泡を生み出しやすい構造になっているため、ラムネをサイダーに入れると穴の中で無数の気泡が生じ、噴水になるといわれています。
ラムネやメントスの他にも、岩塩や木炭のかけらなどをサイダーに入れても同じ現象が起きます。
ちなみに同じ理由で、コップにそそぐとき上手く泡立てられなかったビールに岩塩の粒を入れると泡が生じます。少量なら味もあまり変化しないので、ぜひ試してみてください。
キャンプのデザートを特別感たっぷりに!
作り方はとても簡単で手間いらず、盛り上がること間違いなしのパーティメニュー「噴水フルーツポンチ」。
キャンプごはんやBBQのシメに、ぜひ試してみてください。