テントやタープを張ったり、ランタンや食器を吊り下げたり、自分の体の安全を確保したり、ロープワークはアウトドアのあらゆるシーンで僕らを助けてくれます。今回はキャンプに役立つ基本のロープワーク「巻き結び」の用途と結び方を紹介します。
巻き結びとは?
杭や切り株、カラビナなど、輪を通すことのできる対象物にロープを結ぶときに重宝する。簡単かつスピーディに結べるうえに、汎用性も高い。まず第一におぼえてほしい結び方だ。
結び方
1.輪を作る
2.もうひとつ輪を作る
3.右の輪を左の輪の上に重ねる
4.重ねた2つの輪を対象物に通す
5.両側を引っ張る
とっくり状のものを吊るすのに便利
巻き結びの別名は「とっくり結び」。とっくり状のものを吊るすのに便利だからだ。もうひとつ「インク・ノット」という別名もあり、これはインク壺の口を結ぶのにこの結び方を使ったため。
イラスト/田中斉、長谷川弘 構成/DOCO(大塚真)、大澤竜二