夏休みやお盆休みなど、外にでかける機会が増えるこれからの季節、熱中症の対策は万全ですか?
この記事では、熱中症になりにくくするために、簡単に行える対策をご紹介いたします!
楽しいお出かけを熱中症で台無しにしないためにも、熱中症対策を万全にして楽しみましょう。
※熱中症が疑われる場合には、すぐに医療機関へ受診してください。
意外と知らない熱中症になるメカニズム
はじめに、熱中症がどのように起こるのかを、簡単にご説明させていただきます。
人の体は気温の上昇や日差しにより、体温が上がることで汗をかきます。
しかし汗をかきすぎると、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、熱中症を引き起こします。
熱中症には様々な症状があり、状況に合わせた対応が大切です。
こんな時は熱中症に注意!
熱中症になりやすい環境には、いくつかの条件があります。
気温が高い&日差しが強い
高温や日差しが強い日は、体温が上がりやすく発汗が多くなり、熱中症のリスクが高くなります。
体感で暑いと感じやすいので、比較的に対策がされやすいですが、油断は禁物です。
湿度が高い&風が弱い
人の体は、汗が乾く際に起こる気化熱という現象で体温調節を行なっています。
そのため、湿度が高い日や風が弱い時は、汗が乾くスピードが遅くなり、気化熱による体温を下げる力が弱くなってしまいます。
このような環境では、特に熱中症に注意が必要です。
熱中症対策1「体温が上がるのを防ぐ」
ひとつ目の熱中症対策は、体温が上がるのを防ぐための方法です。
体温の上昇を防ぐために、僕が実際に行なっている熱中症対策を3つご紹介します。
帽子を被る
帽子を被ることで、頭への日差しを遮ることができます。
特に首回りまで大きな日陰を作ることができる、つばの大きな帽子がおすすめです。
濡らしたタオルを首にかける
濡らしたタオルを首にかけることで、気化熱の効果で大きな血管を冷やし、体全体を効率よく冷やすことができます。
また、霧吹きに水を入れて体に直接吹きかけるという方法も、同じく気化熱の力を借りて体温を下げる方法として有効です。
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こまめに日陰に入る
作業や遊びに集中していると忘れてしまいがちですが、意識して日陰に入ることも重要です。
最も簡単な方法ですが、熱中症対策としてはとても効果があります。
日傘などを活用するのもひとつの手段です。
熱中症対策2「体内の水分と塩分のバランスを崩さない」
ふたつ目の熱中症対策は、体内の水分と塩分のバランスを崩さないための方法です。
経口補水液を摂取する
大量の汗をかいた時に水だけを飲んでいると、体内の塩分濃度が下がってしまい、熱中症を悪化させる原因になってしまいます。
そのため経口補水液のような、血液と似た成分の飲み物を飲むのがおすすめです。
コーヒーなどのカフェインの入っている飲み物には利尿作用があり、体の水分が排出されてしまうのであまり飲まないようにしましょう。
水分と合わせて塩分を摂取する
経口補水液などが手元にない時は、水を飲むのに合わせ、適度に塩分を含むお菓子などを食べることで、熱中症の対策になります。
最近は熱中症対策用の塩飴や、塩タブレットなども売られています。
経口補水液を作ってみよう!
熱中症対策に有効な経口補水液ですが、夏の暑い時期には売り切れてしまい、なかなか手に入らないことも。
そんな時は、経口補水液を自分で作ってみましょう!
材料
・水 1リットル
・塩 2グラム
・砂糖 30グラム
・レモン汁 10グラム
作り方
材料を全てボトルに入れて混ぜるだけ!
塩分と合わせて砂糖を入れることで、経口補水液の味を調えるだけでなく、糖分の働きにより水分の吸収率をあげることができます。
砂糖とレモン汁については、好みに合わせて調整してもOK。
個人的には、少しレモン汁を多くするのもおすすめ。
市販の経口補水液を購入するよりも安く済むので、金額を気にせずに必要な量を飲むことができるのでおすすめです。
熱中症の症状別対応一覧
熱中症の症状は厚生労働省によると、3段階の重症度に分類されてます。
重症度から適切な処置を行うことで、後遺症などのリスクを大幅に下げることができます。
1.軽度の症状
手足の痺れ、めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉の硬直、こむら返り
上記のような症状が出ているときは、軽度の熱中症と判断されます。
軽度の熱中症は涼しいところで、十分な休憩を取ることで改善されることがほとんどです。
症状が改善されない場合は、医療機関を受診しましょう。
2.中程度の症状
頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力判断力の低下
中程度の熱中症の場合、上記のような症状が現れます。
この場合、涼しいところで休むのに加え、氷やクーラーなどを使用して体温を下げましょう。
わきや足の付け根のような、太い血管がある部分を冷やすと、効率的に体温を下げられます。
体調が改善された場合も、医療機関の受診をおすすめします。
3.重度の症状
意識がない、痙攣、呼びかけに対し返答がおかしい、まっすぐ歩けない
上記のような症状がある場合は、迷わずに救急車を呼びましょう。
熱中症対策を忘れずに楽しい夏を!
熱中症は簡単な対策をするだけで、未然に防ぐことができます。
大切な家族や友達を守るためにも、正しい対策方法を知っておいて損はありません。
自分自身のためにも、正しい熱中症対策をして、この夏を乗り切りましょう!