家にある瓶をリサイクルして気軽に『フルーツビネガー』を作ってみよう!
お酢に果実を漬け込んで作る『フルーツビネガー(果実酢)』。近年、美容やダイエットに効果があると女性を中心に人気が高まっています。フルーツビネガーはおうちでも簡単に手作りすることができます。フルーツをお酢と甘味料に漬け込んで、1週間ほど寝かせるだけでOK。まずは試しに家にある小さな瓶で手作りしてみませんか?
ここでは350mlの保存瓶で作っていますが、それよりも小さいものでも、大きなものでも家にある瓶で作ってみてください。フルーツビネガーは暑いこの時季にぴったりのビネガードリンクとして重宝しますよ。
夏を元気に過ごす。フルーツ×酢「クエン酸効果」
お酢に含まれている酢酸は、体内に入るとクエン酸に変わります。クエン酸には、スポーツ後に起こる筋肉痛や夏の疲れのもととなる乳酸などの疲労物質を分解して、疲れを蓄積させないようにする働きがあるといわれています。フルーツにもクエン酸は多く含まれているので、フルーツビネガーを摂取することによって”フルーツ×酢”のダブルでクエン酸効果が期待できるんです。
今回は暑い夏にぴったりのクエン酸が多く含まれている柑橘類、キウイ、パイナップルを使用したレシピを紹介します。
【フルーツビネガーのレシピ】
【材料】350ml瓶
<共通のピクルス液>
・リンゴ酢 200ml
・アガベシロップ 100ml~
※ピクルス液の割合は、酸味が好き、甘いのが好きなど自分の好みで変えることができます。
<割合は基本3パターン>
・フルーツ、酢、甘味料の割合、すべて同量
・フルーツ、酢、甘味料の割合、フルーツと酢が同量で甘味料がその半量
・フルーツ、酢、甘味料の割合、フルーツと甘味料が同量で酢がその半量
<プラムビネガー>
・プラム(すもも) 200gとピクルス液
<パイナップルビネガー>
・パイナップル 200gとピクルス液
<オレンジとレモンのシトラスビネガー>
・オレンジ 200g
・レモン 1/6個分とピクルス液
<キウイとブルーベリーのビネガー>
・キウイ 200g
・ブルーベリー 適宜とピクルス液
毎日1回、果実を酢、甘味料がよく混ざるように瓶をゆすります。
※冷暗所で5~7日ほど保存します。その後、果実は取り出し、冷蔵庫で保存します。
フルーツビネガーは冷蔵庫で1か月くらいを目安に飲み切るのが一番おいしい飲み方です。
取り出した果実は、フルーツビネガーを水や炭酸などと割って飲むときに一緒に入れたり、ヨーグルトなどにトッピングしてもおいしく食べられます。
『フルーツビネガー』を作るときのポイント
お酢選びに迷ったら
『リンゴ酢』は、リンゴを絞ってリンゴジュースを作り、アルコール発酵後、酢酸発酵させて熟成させた果実酢です。お酢特有のツンとした香りも少なめでフルーティーでマイルドな味がフルーツビネガーを作るのにおすすめのお酢です。他にも穀物酢の米酢や麦酢、白ワインビネガーや黒酢など好みの酢を使って作ってみてください。玄米酢もおすすめです。
1.材料選び
果実選びは、自分の好きなフルーツを使って作るのが一番です。紹介したレシピでは夏を乗り切るための果実で紹介しています。ただし、使う果実はあまり熟していないものを使うようにしましょう。
2.糖類選び
フルーツビネガー作りで使用する糖類は、氷砂糖、てん菜糖、黒糖、はちみつなどがあります。ここでは、低GIのアガベシロップを使用しています。甘味料も好みのもの、家にあるものでOKです。
今回使用した甘味料「アガベシロップ」について
3.保存瓶
フルーツビネガーを保存する容器
フルーツビネガーを保存するのに適している容器は、ステンレス製、ホウロウ、ガラス、プラスティック製品、ペットボトルなら固めの材質のものであれば大丈夫です。アルミは酸に弱いのでフルーツビネガーをアルミの容器で保存するのは避けましょう。ガラス製ボトルで蓋が金属のものは、ガラスと蓋の間にラップを挟めばOKです。ラップを挟むことによって瓶内の密閉度も高まります。
『フルーツビネガー』の摂り方
・空腹時に飲むのは避けましょう。空腹時に飲むと、胃腸が荒れる可能性があります。
・一日の摂取量は、大さじ1~2杯程度を目安にします。飲む場合には、5~10倍くらいに薄めて飲むようにします。
使い方いろいろ。おすすめの飲み方は?
・水や炭酸、好みのミルクで割って
・冷房で冷えたカラダにはホットフルーツビネガー
・お湯で割ったり、紅茶で割る。フレッシュハーブを加えて
・マリネや酢の物、ドレッシングの酸味として
レシピはあくまで目安です
おすすめの果実、お酢、甘味料でレシピを紹介しました。ここで紹介した作り方は初めて作るときの目安にしてください。2回目以降は、好みの酢、甘味料の割合でオリジナルのフルーツビネガー作りをお楽しみください。