こんにちは!カメラマンの小倉雄一郎です。
ずっとペンタックスで撮影した写真でBE-PAL誌面を飾ってきたボクが、新作「K-70」を和歌山県の熊野古道で試してきました!
まずは下の写真をごらんください。
これ、ほんとはとっても暗い森で撮ったんですよ。
でも明るいでしょ。なおかつザラザラとしたノイズが出ていない。ハイライトからシャドーまで、階調も滑らか。
三脚嫌いのボクなので、いつものように手持ちで撮影してます。
「K-70」の大きな特徴は「超高感度・高画質」ということ。
カメラに詳しい方ならご承知のとおり、森の中のような暗いところでの撮影はシャッター速度が遅くなるとブレるし、ISO感度を上げたいけど、ノイズと解像感の損失に悩まされます。
「K-70」は、画像処理エンジン「PRIME MⅡ」に加えて、新開発のアクセラレーターユニットを採り入れていて、ノイズの低減にも一役買っているそうです。
このカメラなら暗いシーンでも、手持ちでどんどん撮れます。
下山中に「あぁ、いい夕日だな。でも三脚立ててる時間はないなぁ……」なんてときにあきらめなくていい。
ノイズの不安が無く感度を上げてサッと撮れるので、時間どおりに下山ができる。安全登山につながるカメラだと思います。
さて、次の写真。
那智の滝です。
水しぶきがどんどんかかってきました。
でも、「防塵・防滴」のボディなので心配いりません。
もともとペンタックスは、1980年発売のLXでペンタックス初の防塵防滴構造を採用して以来、ずっと防塵・防滴性に定評があり、実はレンズも水滴やほこりに強いんですよ。
BE-PALのイベントの最中に川の中に「K-5」を落としてしまったけど、その後何事も無かったかのように動いてくれたのは、いい思い出です。
写真の色調にもご注目ください。
メタリックかつモノトーン調で、なかなかかっこいいと思いませんか。
「K-70」には、「カスタムイメージ」という機能があり、「鮮やか」「ナチュラル」など全13種類のなかから画像の仕上がりイメージを変えられるのですが、これは「銀残し」で撮っています。
「K-70」と簡易防滴のWR仕様レンズの組み合わせなら、沢にこんなに近づいても余裕で撮れます!