こんにちは、子連れライター渡部郁子です。
最近、洞窟を取材する機会が多くて、様々な洞窟を訪れています。日本には鍾乳洞をはじめ様々な洞窟があり、世界的にみても数が多いそうです。洞窟は天然の保冷効果抜群。暑い季節は、おばけやしきよりも、洞窟でひんやり涼んでみませんか?小さい子どもがちょっとした冒険気分を味わえる、ファミリー向きの洞窟をご紹介します。
●洞窟でひんやり体験!
富士山のふもと、青木ヶ原樹海の周辺にはいくつもの洞窟があるそうです。観光できる洞窟としてとくに有名なものが、「富岳風穴」と「鳴沢氷穴」。このふたつは山梨県鳴沢村に位置し、国の天然記念物に指定されています。他にも、西湖周辺には国指定天然記念物「西湖コウモリ穴」や、「竜宮洞穴」などがあります。
これらの洞窟の中で、小さなお子さん連れのファミリーにおすすめするなら、比較的歩きやすい「富岳風穴」がおすすめです。
富岳風穴は、昭和初期まで実際に使われていた天然の冷蔵庫。この中で、繭や種子を保存していたそうです。洞窟内の平均気温は3度ですから、夏でもひんやりと涼しく、氷が解けずに残っています。
横穴型の洞窟だから、入り口の階段部分を注意すれば中は比較的歩きやすく、小さなお子さんでも安心です。往復201メートル。時間にして15分程度ですから、薄暗い洞内で、ちょっとした肝試し気分、探検気分を味わうのにぴったりです。