夏休みにぜひ読んでみてほしい、おすすめの本があります。
本のタイトルは「わがや電力」。サブタイトルに「12歳からとりかかる太陽光発電の入門書」とあるとおり、小学校6年生の知識でできる、太陽光を利用した自家発電装置の作り方について書かれている本です。メカにめっぽう弱い文系の私にも理解できそうな、わかりやすい解説のほか、発電についてのさまざまな考察や、この本を書いたいきさつなど丁寧に書かれていて、これがとても面白かったのです。
著者のテンダーさんは、鹿児島で年間家賃1万円の家に暮らし、電気、水道、ガスの契約をせずに暮らすという、エネルギー自給自足の生活をしています。
本のタイトルでもある「わがや電力」とは、暮らしに必要な電気の一部を、自作の太陽光発電システムでまかなうこと。ご自身が実践し、試行錯誤の末に完成させたシステムについて、わかりやすく解説しているので、読み終わった直後に「自分もやってみよう」と思える実践的な内容です。