ポートランドで大人気!スノーピークのレストラン「Takibi」
自然が身近でアウトドアが盛んなオレゴン州ポートランドは、新潟本社の老舗アウトドアブランド「スノーピーク」の戦略拠点になっています。2020年の秋、店舗面積約1,338平方メートル(約405坪)という大きなスノーピーク北米本社と旗艦店が、ポートランドの中心街にオープンしました。
そして今年、2021年の5月には、ポートランドの人気レストラン「Ava Gene’s」や「Tusk」を手がける「サブマリン・ホスピタリティ」とタイアップし、旗艦店内でレストラン「Takibi」の営業を開始しました。屋外にも70席という広いダイニングエリアを備えています。
パンデミックの規制が緩和されたこともあり、レストランは大人気で週末はすぐに予約がとれないほど。日曜日の夕方、出かけてきましたが、屋内外のテーブル席もバーカウンターもほぼ満席でした。
アウトドア業界1の食通ブランド!?
このレストランは、スノーピークのアウトドア体験を街に再現することを目指しているそうです。
スノーピークのオフィシャルサイトによると、「スノーピークは、アウトドアブランドですが、丁寧に作られた食事に深い造詣があります。私たちの集まりは、全て飲食を中心にしていて、商品の多くが料理や食事に直接関係するもの。スノーピークはアウトドア業界1の食通ブランドだと思いたいです」とのこと。
メニューは、みんなで取り分けて食べる居酒屋形式。アレックス・キムシェフによる日本にインスピレーションを得たポートランドの旬の食材を活かした料理が並びます。
私が特に気に入ったのは、そら豆、緑の未熟いちご、さやいんげん、オレンジカリフラワーなどたくさんの野菜が入った白和え。
新じゃがと旬の野菜に白味噌のベシャメルソースをかけたスキレットに入ったグラタンと豚の角煮がこちらの名物料理だとか。
他にも、炭火焼きや鍋、お刺身、締めのお蕎麦、デザートなどを楽しむことができます。
都会にも馴染む洗練された調理・食事器具
またドリンクメニューにもこだわっていて、ポートランド近郊のブルワリー「Ferment Brewing」の手によるオリジナルビール「焚き火ピルスナー」を始め、地元産のクラフトビールやサイダー、ワイン、またスノーピークの地元、新潟の「越乃寒梅」「久保田」他日本酒も充実。
更に、日本とオレゴンの風味を融合させたユニークなカクテルも各種揃います。
例えば、柚子、紫蘇、七味、そば茶、海苔、梅酢、生醤油、チェリー松茸ブランディ、マリオンベリーリキュールなど、意欲的な素材が並んでいます。アメリカの3つの蒸溜所をフィーチャーした紫蘇ジュレップ「Tanigawa」は、スノーピークの人気商品、チタニアムカップ入りだとか。
レストランでは、他にもスノーピークのスキレットやお皿、箸、タンブラーなどが使われていますが、アウトドアはもちろん、都会のレストランにも馴染むおしゃれなアイテムだと感じました。
ちょっと奮発して大好きなデザインの調理用品を選べば、キャンプでの気分がアガるのはもちろん、自宅でもアウトドア気分を楽しむことができるかもしれませんね。