クラフトビールに引き続き、注目の集まるクラフトコーラ。クラフトコーラはビールとは違い、自宅で簡単に作ることができます。
さっぱりとした味わいなので、真夏のキャンプでの飲み物にぴったり!今回は、その作り方をお伝えいたします。
クラフトコーラとは?
クラフトコーラとはそもそも、どんなものなのでしょうか?クラフトコーラの原料は、スパイスと、レモンやライムなどの柑橘系の果物です。原料に明確は決まりはなく、どのスパイスをどのくらい使うのかは、作る人によって異なります。
スパイスを多く使用するので、クラフトコーラの味は大手が販売している通常のコーラとは異なります。基本的な味はスパイシーでクセが強く、柑橘系のさわやかさがあります。
クラフトコーラの材料
<材料>約20杯分
・砂糖 400g
・水 400ml
・レモン 2個
・クローブ 5g
・バニラビーンズ 約7cm
・八角 3g
・カルダモン 約3g
・コリアンダーシード 約3g
・ブラックペッパー 小さじ1
・シナモンスティック 3本
・コーラナッツ 小さじ2
スパイスはなるべくホール(挽いていない状態の物)を用意しましょう。粉末のスパイスを多用すると、仕上がりが粉っぽくなってしまうからです。
輸入物のレモンのほとんどは、防カビ剤などを表面に散布してあります。クラフトコーラを作るのに、レモンは果汁だけでなく皮も使用します。気になる方は、ワックスフリー(防カビ剤を使用していない物)のレモンがオススメです。
砂糖は三温糖を使用しましたが、黒糖や白糖でも大丈夫です。白糖を使用した場合は仕上がりの色味が薄くなり、さっぱりとした甘さになります。三温糖や黒糖を使用した場合は、仕上がりの色が濃くなり、癖のある甘さになります。
スパイスの分量はあくまで目安です。個々の量を増減することで、味わいが変わります。何度も作って、自分好みの味付けを見つけてください。
<道具>
・ホーローの鍋(1リットル程度の容量があるもの)
・電子はかり
・レモン絞り器
クラフトコーラを作るためには、鍋でレモンを煮込む必要があります。レモンは酸性なので金属の鍋、特にアルミ鍋などを使った場合、鍋自体が腐食してしまう恐れがあります。
ホーローの鍋は表面の金属をガラスでコーティングしてあるので、酸性のものを調理しても安心です。ホーローの鍋を使用しましょう。
クラフトコーラの味はスパイスの量によって左右されます。自分好みの味を知るために、電子はかりを使って、使用するスパイスの量をきっちりと量るようにしましょう。
クラフトコーラの作り方
1.ホールのスパイスを細かくする
カルダモンやコリアンダーシードは包丁の柄などで上から押しつぶして、種を取り出しましょう。シナモンスティックは手で細かく砕きます。
バニラビーンズは包丁で縦に切り込みを入れて、包丁の先で中身の種を、そぐように取り出します。
2.レモンの下処理
レモン1個を3mm程にスライスします。
もう1個のレモンは半分にカットし、レモン絞り器で果汁をしぼります。果汁は後で使用するので、脇にどけておきます。
3.材料を煮込む
コーラナッツと絞ったレモン果汁以外の材料を鍋に入れて中火にかけます。
煮立ったら、少し火を弱めて、10分間煮込みます。10分経ったら火を止めて放置し、粗熱をとります。
4.粗熱がとれたら残りの具材を加える
しばらく放置して、粗熱が取れたら、レモン果汁とコーラナッツを入れて24時間放置します。夏以外の季節は常温で、夏は鍋ごと冷蔵庫に入れて放置しましょう。
5.ざるで濾して保存容器に入れる
ざるで濾して、余計なスパイスを取り除けばクラフトコーラの原液のできあがりです。
原液を蓋が閉まる容器に移して、冷蔵庫で保管しましょう。400mlの水に砂糖やレモンの果汁が加わり、500mlほどの原液ができます。
炭酸水で割って飲んでみましょう
冷蔵庫でよく冷やした原液と炭酸水を用意します。
コップに原液を注ぎます。
その上から炭酸水を注ぎます。
私の場合、25mlの原液を、150mlの炭酸水で割ります。分量はお好みで調整してくださいね。
マドラーでよくかき混ぜます。
できあがり!レモンのさわやかな風味に、さまざまなスパイスがピリリと効いていて、いくらでも飲めちゃいます!美味しいだけでなく、スパイスの薬効も期待できますね。暑い夏にぴったりの飲み物です。
私の場合、原液を冷蔵庫で保管して、3週間ほどは美味しく飲むことができました。日が過ぎるごとに、スパイスの風味は失われていくので、できるだけ早く飲むようにしましょう。
さいごに
数種類のスパイスとレモンがあれば、煮込むだけで簡単に作ることができます。スパイスの分量や砂糖、炭酸水の割合で味を調整して、自宅やキャンプでカフェ気分を満喫してはいかがでしょうか?ぜひチャレンジしてみて下さいね。