あなたなら何を入れる?ソロキャンの必需品「サバイバル缶」を構築しよう!
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    2021.09.11

    あなたなら何を入れる?ソロキャンの必需品「サバイバル缶」を構築しよう!


    ソロキャンプは、少ない装備で最大限自然の中を楽しむのが醍醐味です。いつの間にか増えてしまった道具をそぎ落とし、装備がコンパクトになればなるほど少し自分が自由になった感じがしませんか?今回は、その感覚と同じくらい、もしかしたらそれ以上の快感を覚えるサバイバルパッケージの作り方を紹介します。

    「外国製のキャンディーの空き缶の中に何を入れるか?」を考えて、自分にとって最適なサバイバルアイテムを詰め込む作業は、パズル的でとてもワクワクしますよ。もちろん、もしもの時に大活躍するスペシャルギアは、ソロキャンプ時のお守り代わりにもなります。まずは僕なりのサバイバル缶の中身を紹介しますので、皆さんもオリジナルにチャレンジしてみてください!

    小さな世界に詰まったアイテムは、なぜか興奮してしまいます

    サバイバル缶の中身紹介

    今回僕がセットアップしたアイテム缶+10品を、簡単な使い方と一緒に紹介します。サバイバル缶の中身は、持ち主の技術や趣味趣向がおおいに関係していますが、参考にしてカスタマイズしてみてください。

    ALTOIDS缶

    まずはこれがないと始まりません!ALTOIDS(アルトイズ)は、アメリカに昔からあるメジャーなミントキャンディーで、日本ではネットや輸入食料品店などで販売されています。この缶は世界中で大人気で、6cm×9.5cm×2cm程度の缶の中に小物を入れたり、デコレーションをしたり、ヘッドフォンアンプにしちゃうなど、様々な活用方法をたくさんの人が編み出しています。

    ① 筆記用具

    手紙を残したり、必要事項を記録したり何かと必要に迫られることが多い筆記用具。紙は缶のサイズピッタリに折り、ペンは金属製のボールペンの芯だけを用意。ペン先は少し太めだとあらゆる所に描きやすいです。もちろん、紙は焚き火に使う事も可能です。

    ペンは芯だけなので細いけれど、金属製なので意外とかきやすい

    ② ガムテープ類

    視認性が良い色選びも”もしも”のために役立ちます

    ウェアやバックパックの補修、着火材の代わり、最悪の場合は止血用など、なにかと活用の幅が広い。水に強く、粘着力が高いものがおすすめ。1本そのままだと大きいけど、缶の長辺に合わせて長さを決めて何回も巻いて独自のシート状にして収納します。着火剤としての使用は、環境的に良くない成分が煙になる場合がありますのであくまでも”もしも”の時にしましょう。

    ③ ライターオイル


    携帯ライター用の補充オイル。いわゆる灯油と同じ様な効果があり、少し湿った状況で火をおこす時などに大活躍します。チューブ内の液体が服や皮膚などに付着すると引火の恐れがあるので使用には注意が必要です。

    ④ ライター


    なんだかんだいって、着火の際はライターが一番便利!標高が高くなると使いにくくなる電子式よりも、石をジャリジャリ削って火花を飛ばし着火するタイプがおすすめ。もちろん、よりサバイバルにも活用しやすいファイヤースターターを入れておいてもいい。

    ⑤パラシュートコード

    色は自然と溶け込むもの以外にも、目立つ色の選択もあり

    太さが約4mm、強度が高く、結びやすく、そして柔らかいパラシュートコードを6m程度に切ったもの。末端をライターで炙りほつれ防止をした後、小さく巻き付けてあります。必要な長さに切ってもいいし、中の繊維部分を糸の代わりに使う事もできます。パラシュートコードは、ホビー(編物)用と、強度が250kg程度あるものまであります。強度があるものを選びましょう。

    ⑥絆創膏


    ちょっとした切り傷に対してすぐに対処ができるように準備。何枚か重ねれば少し大きな傷にも対応できるので、数枚入れてあります。メーカーや種類はお好みの物を使用しましょう。

    ⑦ アルミの針金


    アルミ製で直径2mm程度の針金を1.5m程度切って丸めたもの。ロープ類も便利だけど、空き缶を焚き火の上に吊すための持ち手を作ったり、強固に何かを留めたりするときに大活躍します。ステンレスの方が強度が高いが、僕は指でも簡単に曲げやすいのでアルミを選択。

    ⑧ 釣り道具

    針、重りのシンプルな釣り道具。餌は生き餌、木の枝を使って釣り竿代わりにしてこれを使ったりする。もちろん、釣りには用途に合わせた針や糸サイズもあるし、なによりも技術も重要です。でも、きっと無いよりもあった方が面白い!

    ⑨ 裁縫セット


    糸、針、ボタン、安全ピン、などがセットになった裁縫セット。テントやウェアの補修はもちろん、針はトゲを抜く時に使用したり、安全ピンは自分が着ている長袖の袖部分とボディー部分を留めれば簡易的な三角巾にも早変わりしてくれます。また、僕はカッターの刃を折って一緒に入れてあり、簡易的なナイフ代わりになるようにしています。

    小さいけれど、無いよりもあった方がかなり助かるケースがあります

    ⑩ 簡易ライト


    ボタン電池とLED(発光ダイオード)、チューブなどを組み合わせた簡易的なライト。つくるというよりも組み合わせるだけで使えるし、本の小さな明かりだけど暗闇の中では多少の行動にも使え、かなりの安心感に繋がります。

    写真のように、周囲を軽く照らす程度は使えます

    僕はALOIDS缶の中に、10個のアイテムを詰め込みました。みなさんも、オリジナルの組み合わせでセットを作ってみてください。どう使おうか?何を入れようか?を考えるだけで、お家時間も楽しくなること間違いなしです。

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
    長谷部雅一
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    1977年4月5日生まれ。有限会社ビーネイチャー取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊なネイチャー系会社の役員。仕事の範囲は広く、プロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

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