セリアの「ごはんが炊ける袋」は意外な調理法
「キャンプ場でごはんを作るためには、メスティンが必要」と思っていませんか?
実は、セリアで発売している「ごはんが炊ける袋」をつかうと、クッカー1つで簡単にごはんを作ることができます。
ほかにも、調理器具に汚れがつかない、違う種類のお米を一緒に炊ける、さらにはついでにスープが作れるなど、面白い特徴があるこの商品。
ほかのごはんを作るキャンプギアとは一線ひいた、珍しい「茹でる」タイプの調理法が楽しめます。
今回は、この商品を使って、2種類のごはんを実際に作ってみました。
「茹でる」炊飯が成功するか、気になる方はぜひご覧ください。
ごはんを炊くための準備をはじめましょう
珍しい!袋で炊くタイプのごはん
ひと袋4枚入り110円の、セリアで購入した「ごはんが炊ける袋」が上の画像です。
キャンプ場でごはんを炊く場合、メスティンや、小さいサイズのクッカー、シェラカップを使用される方が多いでしょう。
はたして袋で、無事ごはんが炊けるのか……。
筆者も作る前から、ワクワクしていました。
2種類のごはんを用意しました
ふつうにごはんを炊いても面白くないので、今回は2つ実験をしてみることにします。
1.ふつうのお米に十六穀米を追加する
2.ジャスミン米で作ってみる
ジャスミン米は、タイ米の最高級米です。
タイ料理で使われる細めの香ばしいお米で、調理方法は米とぎをしない、ということ以外は日本のお米と変わりません。
好みの分量のお米を袋に入れます
1/2合を袋に入れます。
この量がごはん茶碗1杯分に相当するので、どんぶり1杯分食べる方は2/3合に調整してください。
たっぷりと沸かせたお湯に袋を沈めます
クッカーでお湯を沸騰させたら、用意した袋をお湯に沈めます。
蓋をせずに15分ぐつぐつ煮ましょう。
筆者が少し意外に感じたのは、ここで水の調整をしないこと。
通常は、お米が1に対して、1.2の割合でお水をいれて、お米を炊くものです。
しかし、特に水の量を量ることなく、たっぷりお湯を沸かせた鍋で茹でればいいそうです。
この時点では、できあがりが予測できないため、どんどん楽しくなってきます。
お湯は再利用!フリーズドライ食品でスープを作ろう
茹で終わったら、クッカーに残った不要なお湯は捨てていいそうです。
しかし、捨てるのは少し待ってください。おうちにフリーズドライのスープの素かお味噌汁の素はありませんか?
「ごはんが炊ける袋」の裏の説明文に、「使用後のお湯は、スープやフリーズドライ食品にもご活用いただけます」と記載があります。
フリーズドライ食品にゆで汁を入れれば、ほんのりお米の香りのする野菜スープのできあがり。
ほんのひと手間で1品追加できるので、ぜひ試してみてください。
蓋をしてじっくり15分蒸して、完成です!
ゆで汁を捨てたら、蓋をして10~15分蒸らします。
私は芯が残るのが心配だったので、15分たっぷり置きました。
蒸し時間を利用して、副菜の準備ができます。タイマーだけしっかりセットしたら、ほったらかしでOK。
袋を開いてみると、お米がしっかり膨らんでいました。
ひとくちつまみ食いしてみましたが、芯がないことにびっくり。
お水のつけ置きをしていないので、できあがりを心配していたのですが、杞憂でした。
少しみずみずしさのある、柔らかいごはんが完成しました。
十六穀米は炊飯器だとお米にもう少し赤みがでます。
十六穀米は茹でるのには不向きだったかもしれませんが、やわらかく炊けたので、食べる分には問題ありませんでした。
ジャスミンライスは、炊飯器とそん色ないレベルのお味。
どちらも、私が想像した以上にちゃんとしたごはんでした。
ガパオにして食べました!キャンプ場でタイ料理はいかがでしょうか?
せっかくジャスミンライスを炊いたので、そのままガパオを作ってみました。
ひき肉、パプリカ、玉ねぎを炒めて、輸入食品屋さんで売っているガパオの素と絡めます。
炊いたごはんによそって、目玉焼きとバジル、スライスしたレモンを上に乗せたら完成。
ガパオの素さえあれば簡単に作れるので、キャンプ場でも作れます。
好奇心旺盛なキャンパーさんにおすすめ!
いかがでしたでしょうか?
この「ごはんが炊ける袋」は袋にお米をいれて、クッカーで茹でたあと、蒸したら完成なのでとても簡単です。
メスティンをもっていない方や、違う種類のごはんをひとつのクッカーで一緒に作りたい方、クッカーをお米で汚したくない方におすすめです。
防災用品としても使えるので、おうちに備蓄しておけばいざというときも安心。
好奇心旺盛なキャンパーさんが試してみたくなる商品ですので、気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね!