暑い季節のキャンプ飯はゴーヤ料理がおすすめ!
野外で太陽に当たる時間が長く、日射病で体が熱くなってしまったときや、汗をたくさんかいた日には、ゴーヤを使ったキャンプ飯がおすすめです。
身体の熱を冷ます効果の高いゴーヤを食べて、元気に夏のキャンプを楽しみましょう。ゴーヤを苦味なく美味しく料理する方法も必見ですよ。
ゴーヤの夏バテ対策効果とは

夏バテ防止のキャンプ飯には、ゴーヤがおすすめです。
薬膳では、暑くて汗をたくさんかくことで、身体の元気の源である「気」も流れ出てしまうと考えられています。
身体から気が無くなることで、ダルさを感じる「夏バテ」の症状につながっていきます。
夏バテを防止するためには、身体にこもった熱を冷ます効果のある「ゴーヤ」を使った料理がおすすめです。きゅうりや、トマト、ナスなどの夏野菜と一緒に料理をすることで、効果が高まりますよ。
ゴーヤの苦味の取り方

ワタはスプーンで作業することで、簡単に取り除けます。
苦味の原因はゴーヤのワタにあるとも言われていますが、実はワタ自体はそれほど苦くありません。ワタのみをスープの具にしたり、天ぷらにしたりすることで美味しく食べられます。
一番苦味のある部分は外皮の部分ですが、今回は、砂糖と塩でアク抜きする方法と、豚の脂と一緒に炒めて緩和する方法をレシピの中でご紹介します。
ゴーヤとツナのサラダ
ゴーヤの苦味を、きゅうりがマイルドにしてくれる、おすすめの組み合わせです。時間をおいても美味しく食べられるので、自宅で準備したものをキャンプに持参してもいいですね。
材料(3人前)

ゴーヤとツナのサラダの食材です。
ゴーヤ 1/2本ほど
きゅうり 1本
ツナ缶 1缶
白いりごま 大さじ1
塩 小さじ1/4
砂糖 小さじ1/4
<調味料>
ごま油 小さじ1
醤油 小さじ1/4
作り方

ゴーヤとキュウリのサイズを揃えて切ると、仕上がりが綺麗になります。
ゴーヤはワタを取り除き、薄切りにします。きゅうりは縦に半割りにしてから、斜め薄切りにします。

塩と砂糖を揉み込むことで、苦味を抑える効果があります。
ボウルにゴーヤ、きゅうりを入れ、塩、砂糖を入れたら手でよく揉みます。

出てきた水分は苦味があるので、捨てましょう。
10分ほどおくと、水分が出てくるので軽く絞ります。

ツナは、あっさりとした味に仕上がる水煮缶を使用します。
ツナ缶、白いりごま、調味料を入れて味を整えます。

時間をおいても美味しいので、常備菜としてもおすすめです。
必要なら塩で味を調整して完成です。
ゴーヤときゅうりの心地よい食感と、ツナの旨味が感じられるさっぱりとした副菜です。
ゴーヤ料理の定番ゴーヤチャンプルー
定番のゴーヤ料理ですが、ポイントを押さえることで美味しさが格段にアップします。ゴーヤの苦味を生かしたメニューです。
材料(3〜4人前)

ゴーヤチャンプルーの使用食材です。
ゴーヤ 1/2本ほど
木綿豆腐 1丁
豚小間切れ肉 200g
卵 2個
サラダ油 適量
塩 少々
めんつゆ 大さじ1
鰹節 お好み
作り方

ゴーヤは厚切りにすることで、食感よく仕上がります。
ゴーヤは、ワタを取り除き5mm厚さに切ります。

塩をまぶすことで味のなじみがよくなります。
ボウルにゴーヤと、塩をひとつまみ入れて軽く混ぜ、10分ほど置きます。

はじめに豆腐を焼いておくことで、形崩れを防ぐことができます。
一口大に切った木綿豆腐を、サラダ油を入れたフライパンで焼きます。両面焼き色がついたら一旦取り出します。

豚肉の脂は、ゴーヤの苦味と相性がよいので、脂身のある部位がおすすめです。
フライパンに豚肉を入れて、中火で炒めます。

ゴーヤにしっかり豚肉の旨味を移すことで、美味しい仕上がりになりますよ。
豚肉の赤みがなくなってきたら、ゴーヤ、めんつゆを入れて炒めます。

卵の炒め過ぎに気をつけて作業しましょう。
ゴーヤがしんなりしてきたら、溶き卵を全体に回し入れます。

混ぜすぎると、豆腐が崩れてしまうので注意しましょう。
卵に8割ほど火が入ったら、取り出しておいた豆腐を戻し入れます。

ゴーヤチャンプルーには鰹節の香りがよく合います。
器に盛り付け、お好みで鰹節をふりかけて完成です。
ゴーヤを厚切りにしたことで、存在感のある仕上がりになりました。豚肉の脂の甘みが、ゴーヤのほどよい苦味と相性抜群です。ご飯のおかずや、おつまみとしてもおすすめのキャンプ飯です。
キャンプでもゴーヤを使った料理を活用しよう
日中にたっぷり汗をかく暑い日のキャンプは、夏バテになりやすいので、ご飯にも一工夫するといいですね。
ゴーヤや、夏野菜を使った料理は、夏バテ防止に最適なので、ぜひキャンプ飯に取り入れみてください。
