「しょっぱすぎない」がコンセプト
千葉発のアウトドアメーカー「UJack(ユージャック)」から、キャンプスパイス「野香(やこう)」がリリースされました。数多あるアウトドア系スパイスの中で、異色を放つその主なコンセプトは、「しょっぱすぎない」こと。
もう少し香りを効かせたいな…。そう感じても、スパイスを増やすと、全体に塩辛さが優ってしまいがちでした。この「野香」は、塩味ではなく、香りにフォーカスしてブレンドされているため、塩分をさほど気にすることなく、風味の強弱が付けやすいんです。
詰め替え需要に対応&送料削減パッケージ
瓶入りではなく、平たいパッケージにした理由は、郵便受けに投函できるサイズにして、送料を抑えるためだそう。嬉しい配慮ですね。
ソロキャンプ用に詰め替えてみた
筆者のいつものソロ用スパイスボックスに追加しようと、小瓶に詰めてみました。このように、購入したスパイスを好みの容器に詰め替えて使う人も多いことから、ジップロック付きの平袋で販売するに至ったのだそうです。
ネーミングの由来は、アウトドアを感じさせるひと文字「野」と、スパイスを端的にイメージする「香」を組み合わせたもの。UJackの公式YouTubeチャンネルにて、視聴者から寄せられた商品名の候補から、これだ!と選ばれたそう。
「野香」を使って、キャンプ料理を作ってみた
「野香」が生まれたそもそもの背景は、アヒージョに使えば一発で味が決まる、そんなスパイスの開発でした。ならばと、まずはメスティンとシングルバーナーを使い、ソロ向けのアヒージョを作ってみました!
レシピ①「魚介のアヒージョ」
材料(1人分)
アサリ(大粒):約10個
小エビ:4尾
プチトマト:4個
ブロッコリー:2房
オリーブオイル:大さじ2〜3
「野香」:適量(小さじ1〜2)
作り方
メスティン(普通サイズ)にアサリ、小エビ、プチトマト、ブロッコリーを並べ、オリーブオイルを回しかけます。上から「野香」を振り入れます。
フタをして火にかけます。だんだん沸いてくると同時に、ふんわりと香ばしい香りが立ち上ってきました。4〜5分煮込み、アサリの殻が開いたら出来上がり。味をみて、お好みで「野香」を追加してください。
完成!白ワインとともにどうぞ!
ネギやガーリックなど、大粒の香味成分がたっぷり入っているので、「野香」だけで味付け完了。アヒージョの場合、アサリなどの具から出る塩分と相まって、塩辛くなってしまいがち。しょっぱすぎない「野香」なら、そんな失敗もなくアヒージョが仕上がります。
食べたあとに残ったオイルをパスタに絡めたり、焼き飯、リゾットなどの味付けにも!
ホットサンドが斬新な風味に!
次にオススメなのが、ホットサンド。たっぷり目に加えることで、いつもの味のマンネリ打破が叶います。おしゃれなロゴの焼印が付けられる、UJackのホットサンドメーカーを使って作りました。
レシピ② これはイケる!個性派ピザ風ホットサンド
材料(1人分)
食パン:2枚
厚切りハム:1枚
とろけるチーズ:1枚
レタス:1枚
ピザソース:大さじ1/2
「野香」:小さじ1/2
作り方
ホットサンドメーカーに食パン1枚をセットし、ピザソースを塗ります。レタス、ハム、チーズを重ね、その上に「野香」を振りかけてください。チーズの上に万遍なく振るのがポイント。
最後にもう1枚の食パンを乗せ、ホットサンドメーカーのフタを閉めたらセット完了です。
こんがりと焼けました!
ひっくり返しながら、弱火で両面を交互に焼きましょう。時々フタを開けて、焼け具合を頻繁に確認するのがポイント。フチ圧着タイプのホットサンドメーカーなので、耳はカリッと、そして中身がはみ出ず、食べやすく仕上がります。
完成!さてお味の方は?
何の変哲も無いハムとチーズのピザトーストですが、「野香」の奥深い香りが加わることで、高級感あふれる風味になりました!
コリアンダー、パセリ、オレガノ、バジル、セロリーシード、さらに隠し味のみかんの皮が優しく匂い立ち、パンだけでなく、焼きおにぎりやベーコンエッグなどにも、プラスアルファの香り付けとして使えそうです!
いよいよ本命の肉料理に挑戦!
レシピ③ 大好物のラムステーキに使ってみる
材料(2人分)
生ラムロース肉:2枚
「野香」:適量
オリーブオイル:大さじ1
付け合せ野菜:お好みで
作り方
生ラムロース肉は常温に戻し、両面に「野香」をまぶします。ほのかに香らせたければサラッと振りかけ、ガッツリ香味を味わいたければ、たっぷりと。
フライパンにオリーブオイルを熱し、中火で生ラム肉の両面を焼きます。突いてみて、赤い肉汁が透明に変わったらOK。そのまま火から降ろせばミディアム、もう1〜2分焼けばウェルダンの焼き具合に。
香ばしい香りがそそります!
「しょっぱすぎない」から、多めに付けても塩辛くなりすぎず、「野香」ならではの風味が味わえます。ラム肉の特徴ある匂いを、「野香」があざやかに消し去り、さらに香り高くグレードアップ。フルボディの赤ワインとの相性も抜群。
素材の個性を活かす配合だから、肉に添えた野菜の味付けも、「野香」にお任せ。ラム肉の匂いが苦手な人でも、これは美味しく食べられそうです!
これもオススメ「野香醤油」
醤油に漬け込んで、風味絶佳!
「野香」は、醤油の風味付けにも使えます。餃子や春巻き、小籠包などの中華点心のタレとして。酢醤油で食べるよりマイルドな口当たりで、あとに残る「野香」のスパイシーな味わいが絶品です。
チャーハンの味付けや、肉のソテーなどにも使ってみてください。
「野香醤油」の作り方
「野香」大さじ1をフライパン等で2〜3分空炒りします。醤油200mlとともに、煮沸消毒した瓶に入れ、冷蔵庫で1晩置いたら出来上がりです。
何がこの風味を生むのか?原材料は
野生的な風味も含みつつ、全体にまろやかな「野香」。素材そのものの味を生かし、穏やかに底上げしてくれるキャンプスパイスです。
イタリア産岩塩の角の取れた塩気と、スパイスミックスが個性を語り、ネギとガーリック、オニオンの粒が全体を柔らかくまとめ上げています。この優しい味わいはクセになります!ぜひ、あなたのキャンプスパイス・ラインナップの一員に加えてみてください!
UJack キャンプスパイス「野香」(100g入り)1,280円
詳しくはこちら:https://ujack.co.jp/product/yako/
レシピ参考・ホットサンドメーカー提供:
株式会社UJack
https://ujack.co.jp/