普段何気なく目にしているアウトドアブランド、その歴史や背景をご紹介する本シリーズ。今回ご紹介するのはアルコールストーブといえばこのブランド!という北欧の「トランギア」だ。
野外調理システムの王道ギアを開発した「トランギア」
1925年、スウェーデンの首都ストックホルムから250kmほど北北西にあるトラングスヴィッケンという小さな町で、ジョン・E・ジョンソンが家庭用調理器具メーカーとして設立。
1930年代になって労働者の休日が増えたことから、キャンプ用調理器具の開発に着手しはじめる。
そして1951年、「トランギアストーブシステム」の最初のプロトタイプが誕生する。それは、バーナーをのせる台、風防、クッカー、収納時の蓋を兼ねたフライパンが付き、それらがすべてスタッキング収納できる画期的な発明品だった。
トランギア/ストームクッカーS・ウルトラライト
強度のあるアルミニウム素材を使った現行モデル。収納時、蓋を兼ねたフライパンには焦げ付きにくい加工が施されている。
問い合わせ先:イワタニ・プリムス 03(3555)5605
https://www.iwatani-primus.co.jp/
※構成/坂本りえ(BE-PAL 2021年8月号より)
トランギア
ストームクッカーS・ウルトラライト
重量:740g
収納サイズ:径18×h10cm
フライパンはノンスティック加工
直径18cmフライパン/1.0リットル鍋×2/アルコールバーナー