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    2021.10.24

    人気の焚き火用耐熱グローブを紹介。素材別の特徴や選び方も確認

    キャンプで人気の焚き火は、安全に楽しみたいものです。特に気を付けなければいけないことに火傷がありますが、耐熱グローブがあれば安心できます。素材や選び方、おすすめの商品について紹介します。

    焚き火に耐熱グローブは必要か?

    (出典) pexels.com

    焚き火は、キャンプの醍醐味の一つです。調理をしたり暖をとったりするために炎を操ることに、楽しみを見いだす人は少なくありません。

    素手の方が器具などを扱いやすいと考える人もいますが、慣れない状況下で火を扱うには危険が伴います。そこで、耐熱グローブの必要性について考えてみましょう。

    怪我のリスクを軽減する必須アイテム

    耐熱グローブは、焚き火による炎や熱から手を守ってくれます。調理に用いるスキレットやトング、網など、高熱を帯びやすい器具を安全に扱えるアイテムです。

    熱から手を守るために、軍手を使用する人もいますが、耐熱性が低いためおすすめできません。

    熱くなったダッチオーブンなどを手にする際、軍手の生地そのものが熱で焼けてしまうことがあるためです。さらに、滑り止めの樹脂が付いているタイプはより火傷の危険が増します。熱で溶解した樹脂と生地が手に絡み付き、酷い火傷に至る可能性があるのです。

    そのため、火を扱う場合は手軽な軍手ではなく、しっかりと耐熱性を持ち合わせた焚き火用耐熱グローブを使用することが大切です。

    焚き火用耐熱グローブの主な素材

    写真:ビーパル編集部

    火や熱から身を守る耐熱グローブには、主に二つの素材が用いられています。それぞれの特徴について見てみましょう。

    幅広い機能を備えた「アラミド繊維」

    焚き火でグローブを使用する理由は、熱や炎から手を守ることにほかなりません。そのためには、優れた耐熱性が求められます。

    『アラミド繊維』は、消防服や宇宙飛行士の服にも採用されるほど、耐熱温度が高い素材として知られています。軽量で扱いやすいため、キャンプ時でのさまざまな動きに不慣れな初心者にも適した素材です。

    さらに、非導電や非磁性といった性質も兼ね備えています。火器のみならず、電気に関する作業にも使える幅広さも魅力です。

    使うほど味わいが深まる「牛革」

    一方『牛革』は、高い耐久性があり長期間にわたって使用できる素材です。使い続けるほどに増してくる風合いに、より愛着が湧いてきます。そのため、ベテランのキャンパーの中には一つのグローブを長年愛用している人も珍しくありません。

    使用するにつれ革の色が変化し、手入れをするごとにツヤが増していくため、アイテムを育てていく喜びも感じられるのです。

    加工のしやすさから、デザイン性が豊かな点も牛革のメリットです。バラエティに富んだカラーリングや形状の商品から、お気に入りのグローブを見つける楽しさもあります。

    焚き火用耐熱グローブの選び方

    写真:ロゴス

    一口に焚き火用グローブといっても、そのタイプはさまざまです。専門店やネットショップを眺めると、多彩な商品群の中でどれを選べばよいか悩む人もいるでしょう。

    長さとフィット感にポイントを絞って、耐熱グローブの選び方を解説します。

    長さは「ショート」と「ロング」

    一般的に、『ショート』と『ロング』の2タイプに大別されます。使用するシーンによって、使いやすさは各々違ってくるので、それぞれの特性を理解しておくことが大切です。

    ショートタイプのメリットは、手を動かしやすく、指もスムーズに使いやすい点にあります。分かりやすくいえば軍手ほどの長さ感で、操作性に優れたサイズです。

    コンパクトでサッとポケットにしまえる手軽さと、多様な作業に用いられる凡用性も強みといえます。キャンプ全般で活躍できるタイプです。

    一方、ロングタイプは肘ほどにまで長さがある形状が特徴です。腕全体をすっぽりとカバーすることで、炎が弾け、火の粉が飛ぶような場面でも手をしっかりと守り、火傷のリスクを抑えられます。

    長さがあるため、作業のしやすさにはやや難があります。しかし、直接手を入れて火の具合を調整したり、焼き芋など火の中で調理したりする場合で活躍するタイプです。

    フィット感があると作業がしやすい

    火を扱うため、焚き火に使用するグローブは、動作のしやすいものである必要があります。そのために、自分の手にフィットするかどうかがとても大切です。

    重さやサイズによって、フィット感は異なります。大きすぎれば指を動かしにくくなり、重量がありすぎるとスムーズな動作がしにくくなるでしょう。

    逆に小さすぎても着脱がしにくい、窮屈といった印象です。キャンプではグローブの着脱機会が多く、キツいと取ったりはめたりが面倒になってしまいます。

    着脱が無理なく気楽に扱えるグローブを使用するためにも、フィット感があるものを選択しましょう。

    アラミド繊維の耐熱グローブ

    写真:DOD

    優れた耐熱効果を備えたアラミド繊維を使用したグローブについて、おすすめの商品を四つ紹介します。

    ミドリ安全「耐熱手袋 スーパーアツボウグ ATS-1000」

    優れた難燃性を備えたアラミド繊維を、独自に開発したループ構造でグローブへと仕立てています。その結果、グローブ内に空気層が生まれ、熱が通りにくくなりました。

    グローブ自体のサイズも、通常よりもひと回り大きい設計です。手とグローブ内側により空間が生じることで、熱の伝わりを抑える効果が期待でき、万一のときも脱ぎやすくなっています。

    耐熱グローブとしては初めて、『日本防炎協会』の認定を受けた商品です。通気性が高く蒸れにくいことから、夏場の使用にも適しています。

    • 商品名:ミドリ安全「耐熱手袋 スーパーアツボウグ ATS-1000」
    • 楽天:商品ページ

    Petromax「アラミドプロ300グローブ」

    製造販売しているPetromaxは、もともとは高品質の灯油ランタンのブランドとして知られてきました。1910年にドイツで誕生したブランド名の由来は、灯油の『PETRO』と開発者の名前『MAX』を合わせたものです。

    キャンプのブランドとして名を馳せた同社が手がけるグローブが、耐熱性と使いやすさを兼ね備えた本製品になります。

    最大300度Cまでの熱に耐え得る性能を持っているので、安全に焚き火を楽しめるでしょう。カジュアルでユニセックスなデザインと、手の甲にあるロゴのワンポイントも魅力です。

    • 商品名:Petromax「アラミドプロ300グローブ」
    • Amazon:商品ページ

    炭職人「耐熱グローブ」

    耐熱500度Cを誇る、バーベキュー専用のグローブです。手袋の両面に滑り止めが装備されているため、左右どちらかを気にせずに素早い着脱を可能にしています。

    レッドとブラックを用いたデザインも特徴的です。野外のキャンプでは、ナチュラルな仕様だと風景にまぎれてしまいがちですが、同製品ならば一目で探し出すことができます。

    サイズは1種類で、全長約34cm・幅18cmです。平均的な大きさなので、多くの人にフィットするグローブといえます。

    DOD「アツイノイケルシランケド」

    なんともコミカルな商品名ですが、デザインにも遊び心満載の個性的な耐熱グローブです。指の爪先部分にシリコン素材のアルファベットがあしらわれていて、両手をそろえると商品名の一部が浮かび上がってきます。

    一見すると、軍手にも見えますが、性能は極めて高いグローブです。500度Cの熱にも耐えられるため、本格的な焚き火にも十分対応できます。シリコングリップは作業の滑り止めとして使い、200度C以上を扱う場合は逆向きにはめる仕様です。

    袖口は長めで、手首までしっかりとガードしてくれます。つり下げ用のストラップも装着可能なので、ベルトに下げておけば、いつでも使用できます。

    • 商品名:DOD「アツイノイケルシランケド」
    • Amazon:商品ページ

    牛革の耐熱グローブ

    写真:キャプテンスタッグ

    牛革の耐熱グローブにも、多彩な商品が並びます。厳選した4アイテムを紹介しましょう。

    CAPTAINSTAG「アウトドア ロングレザーグローブ」

    肘にまで届く、全長40cmのロングタイプ牛革グローブです。腕の大部分を守ってくれるため、焚き火やバーベキューをはじめとして、アウトドア全般で大活躍してくれます。

    グレー基調のカラーリングは、シックで上品な雰囲気をかもし出しています。おしゃれにアウトドアを楽しみたい人にも打ってつけです。

    フックでつるせるルーフが装備されているので、ベルトやベルトルーフに掛けておくことで、いつでも装着できます。

    • 商品名:CAPTAINSTAG「アウトドア ロングレザーグローブ」
    • Amazon:商品ページ

    UNIFLAME「キャンプグローブ ロング ブラック

    ブラック基調のロングサイズ耐熱グローブです。ホワイトのステッチが各部に備わり、同じくホワイトのロゴが映えるスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

    デュポン社製の『ケブラー』というアラミド素材を使用しており、縫製部の耐久性が向上している点が特徴です。大柄の人が装着しても、肘まですっぽりと覆うゆとりのサイズも実現しました。

    ビッグサイズでありながら、重量は約550gと扱いやすい重さです。強烈な火を扱いたい、薪に直接触れるといったユーザーにも適したモデルです。

    • 商品名:UNIFLAME「キャンプグローブ ロング ブラック
    • Amazon:商品ページ

    LOGOS「BBQ耐熱レザーグローブ L」

    牛革を用いた、本格的な仕様の耐熱レザーグローブです。このLサイズはやや大柄な体格のユーザーがゆとりを持って使えるタイプになります。

    約150gの重量に約24.5cmの本体は、スムーズな着脱と使いやすさを考えたときにフィットするサイズ感です。加えて、牛革の質感には高級感もあります。

    手の平や指の部分には、ぜいたくに革の重ね貼りがなされています。この仕様によって、より高い断熱性を確保しているのです。

    • 商品名:LOGOS「BBQ耐熱レザーグローブ L」
    • Amazon:商品ページ

    Dutchwest Japan「ストーブグローブ」

    手首までの部分がブラウン、手首以降がベージュの2トーンがおしゃれな耐熱グローブです。ナチュラルな雰囲気が、アウトドアにもピッタリなアイテムといえます。

    長さは約38cmで、手首から先までゆとりをもって保護するサイズです。重量も約300gで、男女ともに違和感なく使用できるでしょう。

    耐熱性も十分なため、焚き火からバーベキューまで、さまざまなシーンで活用できます。

    • 商品名:Dutchwest Japan「ストーブグローブ」
    • Amazon:商品ページ

    まとめ

    焚き火は、いうまでもなく火を扱うため、安全を考慮した商品を選ぶことが大切です。不用意に火傷を負ってしまうと、せっかくの楽しいレジャーも台無しになってしまいます。

    耐熱グローブは、熱から手を守ってくれる心強いアイテムです。自分の手に合ったもので、好みの色やデザインのグローブを選んで、安心して焚き火を楽しみましょう。

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