世界の食糧危機を救う可能性を秘めた食料として、にわかに注目を集めている昆虫食。そんな中、コオロギの食用パウダーをつくる際に抽出される“コオロギ油”によってつくられるヘアオイル「Chu’s CRICKET CARE OIL for HAIR」が販売されることになった。
捨てられていたコオロギ油は必須脂肪酸の宝庫だった!
コオロギ油は別名“クリケットオイル”と呼ばれているそうだが、従来はコオロギをパウダー化する際に捨てていた成分だった。しかしコオロギ油は保湿・バリア機能を持つ必須脂肪酸(リノール酸)が、美容業界で人気が高い「アルガンオイル」の3倍以上も含むことが判明。Chu’s CRICKET CARE OIL for HAIRにはクリケットオイルを5%配合し、美肌効果が期待できる植物由来の「スクワランオイル」など、厳選したオイルで髪に自然な潤いと輝きを与えるという。
今後は昆虫が地球環境にやさしい食材として、大きく注目されることは間違いないだろう。畜肉となる牛のゲップや糞から排出される温室効果ガスは約2.8kgといわれているが、コオロギが排出するガスは0.1kgで、牛の30分の1以下だという。ほか生育に必要な水の量は約6000分の1、水は約22000分の1、農地は約15分の1と、地球環境への負担が極端に少ないのだ。
コオロギは魚粉のような香ばしい独特の風味が特徴で、それを生かした「コオロギラーメン」や「コオロギせんべい」など、コオロギに関連した昆虫食が続々登場している。今回、Chu’s CRICKET CARE OIL for HAIRの発売を足掛かりに、SDGs活動ブランド「Chu’s」が誕生。食用コオロギの生産や商品化、そして抽出オイルによるヘアオイルの製造販売というワンステップソリューションの開発を目指しているという。Chu’s CRICKET CARE OIL for HAIRは9月1日より、昆虫食通販サイト「バグズファーム」内で発売予定。地球環境に優しい食材としての昆虫に抵抗がある人は、ぜひヘアオイルで試してみてはいかがだろうか?
昆虫食通販サイト「バグズファーム」:https://bugsfarm.jp/shopdetail/000000000475
ブランドWebサイト:http://www.chu-s.jp