サイクリングに持っていきやすい小型のフロアポンプ
自転車における定番のトラブルといえば、やはりタイヤのパンクです。
自宅の近くであれば、自転車を押して帰ることもできるでしょう。
しかし自宅から遠く離れた場所でパンクしてしまい、近くに対応してくれるお店がなく、なおかつパンク修理の道具を持っていないと悲惨な目に遭います。
そのため長距離を走るときほど、パンク修理キットや替えのチューブ、それにくわえて携帯ポンプが必要です。
今回取り上げるパナレーサーのミニフロアポンプは、携帯性と使い勝手の良さを両立した製品。
普通は持ち運べないフロアポンプを、長さ33.5cmまでダウンサイジングしたような携帯ポンプです。
エアゲージが搭載されていないため別途用意する必要がある反面、そのぶんスリムであり、故障しにくいのが強み。
価格はオープンとしていますが、オンラインショップでは1731円(2021年9月時点)と手が届きやすい価格に設定されています。
サイクリング中の空気圧管理やパンク修理用として、持っておいて損はないアイテムです。
米式・英式・仏式のすべてのバルブに対応
自転車のタイヤへ空気を入れるためのバルブには、米式・英式・仏式の3種類があります。
ミニフロアポンプは付属のアダプターを装着することで、そのすべてに対応可能。
ロードバイクからいわゆるママチャリまで、幅広いタイプの自転車で使えます。
また、浮き輪やビーチボールに空気を入れるためのアダプターも付属しています。
海水浴などのレジャーでも活躍するため、小さな子どもを持つお父さんにもおすすめです。
体重をかけてしっかり空気を充填できる
携帯ポンプといえば、片手で本体を持ち上げ、反対側の手でポンピングするタイプも人気です。
そういったタイプの携帯ポンプは、とてもコンパクトであるいっぽう、十分な空気を入れるのに少し苦労します。
その点パナレーサーのミニフロアポンプは、本体を地面に立てて体重をかけてポンピングできるため、体力を消耗しません。
これこそがこのミニフロアポンプの強み。手動のため個人差はあるものの、最大で800kPaの圧力まで充填可能です。
空気圧が高いロードバイクであっても、苦労することなく十分な量の空気を入れられます。
なお、英式は500kPaが上限です。
フレーム取付用のアタッチメントつき
フレームにしっかり固定できるアタッチメントも付属しています。
プラスドライバーでクランプを締めつける仕様で、対応するフレームの太さは直径24〜38mm。
アタッチメント自体がミニフロアポンプ本体をガッチリと固定し、さらにマジックテープでしっかりホールドします。
不整地を走ったり、トップチューブに宙吊りの状態で固定しても落下することはありません。
そして本体がスリムなため、どこに装着しても邪魔にならないのも長所です。
ミニフロアポンプの使い方
使い方はとてもシンプルです。以下の手順でタイヤへ空気を充填します。(※米式バルブの場合)
空気を充填したあとはエアゲージで空気圧を確認し、適切な空気圧に達するまで微調整します。
ポンプ本体と口金が柔らかいホースでつながれているため、自由な姿勢で空気を充填できるのも使いやすいポイントです。
携帯用としてだけでなくメインとして使える実力
すぐれた携帯性と、フロアポンプならではの空気の入れやすさ。
その2つをバランス良くあわせ持っているのが、パナレーサーのミニフロアポンプです。
サイクリングへ持っていくのに便利なことはもちろんですが、普段、自宅で空気圧を調整する際においても十分使えます。
デスクの引き出しや工具ボックスにも入るサイズなので、置き場所に困ることもありません。
そしてこれも、ミニフロアポンプをメインとして使用するメリットの1つです。
よほど頻繁に空気の充填をおこなう人でもなければ、これ1本だけで事足りるでしょう。
価格が安いこともあり、初めてのロングライドに挑戦する方にはとくにおすすめです。
パナレーサー ミニフロアポンプ
サイズ:33.5cm
重量:200g
価格:オープン