キャンプや災害時で活躍!ペットボトルDIYを5種類紹介します!
キャンプや災害時、必要不可欠なものといえば水ですよね。そんな水を入れている「ペットボトル」自体も実は使い勝手のいい素材で、少し加工するだけで、食器などに変身させることができます。
今回は、ペットボトルで簡単に作れるコップ・漏斗・お皿・スプーン・蛇口の5つの作り方をご紹介。とても簡単に作れるものから、少し難易度の高いもの、そして簡単だけど非常に便利なDIYを紹介します。
カッターやライターなどの道具を使いますし、カッターでペットボトルを切った切り口はギザギザしていることがあります。怪我やヤケドに気をつけながら、ぜひ挑戦してみてください。
ペットボトルでコップを作る
まずは超初級編から!簡単にできる「ペットボトルのコップ」の作り方を紹介します。
材料・道具
ペットボトル(500mL)1本、油性マジック、定規、カッター、ライター
作り方
ペットボトルの底から10cmのところにマジックで印をつけます。
怪我に気をつけながら、カッターで線の通りに切り落とします。カッターの扱いに慣れていないお子さんの場合は、カッターで少し切り込みを入れた後、キッチンバサミのような大きくて頑丈なハサミで切ってもいいでしょう。
カッターで切っただけでは切り口がギザギザして危ないため、ライターで軽くあぶり、切り口を少しだけ溶かします。火を使う時はヤケドに気をつけてください。
これでコップは完成です。なんだこんなものか、と思われるかもしれませんが緊急の時にパッと思いつけるかどうかは予習が肝心です。ひとまず頭の隅に知識として置いておきましょう。
なお、ペットボトルは凹凸が多く普通のコップに比べて汚れが残りやすいため、使い回しはなるべく避けて、数回で使い捨てるようにしてください。
ペットボトルで漏斗を作る
材料
「コップ」を作った後、余ったペットボトル
使い方
「コップ」を作った後に余ったペットボトルの口側は、漏斗として使えます。ポリタンクなどにペットボトルの口側をはめてセットすれば、バケツなど口の広い容器からでも、楽に水を入れられます。
ここまでは超初級編。次から少し難しくなっていきます。
ペットボトルでお皿を作る
次は大きめのペットボトルを使って、お皿を作ります。
材料・道具
ペットボトル(1L〜2Lのもの。角張ったものだと転がらず使いやすい)、油性マジック、カッター、ライター
作り方
まずはマジックで切り取り線を描きます。両端の部分は、ペットボトルを机に寝かせた時、少し浮く位置に印をつけてください。この部分がお皿になった時の「ふち」になります。少し高めの位置で切ることで、少々汁物を入れてもこぼれず使えます。
カッターで線の通りに切れば、お皿の完成です。
ペットボトルの底は、多くの場合、中央に硬く頑丈な場所があります。無理に切ろうとすると危ないため、頑丈な構造を避けて切れ込みを入れるようにしてください。
ペットボトルでスプーンを作る
常温で長期保存でき、甘さが気持ちを和ませてくれるフルーツ缶やゼリー。非常用の備蓄にも備えておきたいアイテムです。
お次は、そんなフルーツ缶やゼリーを食べるのに便利な、プラスチックスプーンを作ります。
材料・道具
500mLのペットボトル(炭酸飲料のものが使いやすい)、油性マジック、カッター、ハサミ、ライター
作り方
炭酸飲料のペットボトルの底の丸みを利用して、スプーンの形を書きます。少し大きめにしておいて、後から調節するといいでしょう。
カッターとハサミを使ってスプーンを切り取り、形を整えます。切り口のギザギザをライターで軽くあぶって溶かし、滑らかにしたら完成です。小さいスプーンなので、火を使う時はヤケドに気をつけてください。
ペットボトルで蛇口を作る
最後は、水道も電気も使わない「エコ蛇口」を作ります。今回は小ぶりな500mLのペットボトルを使いましたが、家族やグループで使う時は2Lの大きなペットボトルを使うと便利です。
材料・道具
キャップのついたペットボトル、目打ちなど穴が開けられるもの
作り方
ペットボトルの下の方に穴を開けます。
穴を指で塞ぎながら水を入れ、キャップを固く閉めます。
キャップをしっかり閉めている状態では、空気圧の影響で水が出てきません。
キャップを入れ、ペットボトルに空気を入れると水がちょろちょろ出てきます。空気圧を利用しているため、電気などを使わなくても簡単に水を出したり止めたり操作できます。
ぎゅっとペットボトルのキャップを閉めても、穴の大きさによっては水が少し垂れてくることがあります。そんな時は穴を上にして、ペットボトルを寝かせておくと水をロスせずに済みます。
ペットボトルDIYで食事環境を整えよう
切ったり、穴を開けたり、簡単な加工でコップやお皿に早変わりするペットボトル。キャンプ道具や防災用品には多めに用意しておくと便利です。
急に必要に迫られて作ると、時間がかかったり手間取ったりしてしまうので、ぜひ一度なんでもない時に作ってみてください。