機動性抜群のショートボディーが新登場!ストイックに遊べるディフェンダー 90
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    2021.09.13

    機動性抜群のショートボディーが新登場!ストイックに遊べるディフェンダー 90

    (右)ランドローバー/ディフェンダー 90 ファーストエディション:¥7,450,000。(左)は5ドアモデルの「110 X」:¥11,710,000。新たに日本でのデリバリーが始まった、3L・直6ディーゼルエンジン(マイルドハイブリッド仕様)車だ。

    悪天候に見舞われることも少なくないアウトドアでは、クロスカントリー車があると心強い。選択肢は多くないが、4WD専業ブランドであるランドローバーのクルマはどれも有名だ。

    なかでも「ディフェンダー(DEFENDER)」は、ランドローバーで最も長い歴史があり、初代ディフェンダーの登場は1990年で、その名も「ランドローバー(LAND ROVER)」だった初期シリーズを含めれば、70年以上にもなる。そして2019年から日本での販売が始まった新型ディフェンダーシリーズに加わったのが、今回テストした3ドアモデルの「90(ナインティ)」だ。

    5ドアモデルの「110(ワンテン)」と比べて、全長とホイールベースが435mm短くなった「90」。後席の乗り降りのしやすさやラゲッジの広さで選ぶなら「110」だが、「90」にはショートボディーならではの機動性の良さがある。最小回転半径が「110」では6.1メートル。それに比べて「90」では5.3メートルで、林道では大きなアドバンテージとなる。

    さらに、障害物を乗り越えられる角度が「110」では27.8度なのに対し、「90」では31度と、より高性能。少人数でストイックに遊ぶなら、「90」一択といっても過言ではない。

    オフロード性能の高さもさすがだが、水深90cmまで走れて、様々な路面状況に対応する4WD制御の選択、ローレンジへの切り替えもダイヤルやスイッチ操作でOK。周囲や車両の状態がモニターにわかりやすく表示されるので、安心して運転できる。オフロードでも汗をかかずに走れるスマートさは、これからのアウトドアライフで重要なポイントだ。

    そういう意味で見逃せないのが、車内の消臭機能。ディフェンダーにはパナソニックの「ナノイー」がオプション設定されており、これをつけておけば、高反応成分を含む微粒子イオンによって、不快なにおいの脱臭やウイルス、菌などの活動の抑制に効果を発揮する。移動の時間も気持ちよく過ごせる。さらに、新型コロナウイルスにも抑制効果がある研究中の「ナノイーX」が、今後の製品に搭載されるかも。まだまだ目が離せない!

    圧倒的なクロスカントリー性能! 走破性能の高さが外遊びの可能性を広げる

    初代ディフェンダーの面影が!

    全長4.5m(スペアタイヤ分は除く)のショートホイールベースで小回りが利くのは、アウトドアで大きなメリット。全幅が大きくてもリカバーしやすい。横からの眺めが初代ディフェンダーに似ているのも魅力。

     

    コンソールは直線基調。地形の傾きをつかみやすいデザインだ。

    エンジンは2Lながらトルクが太く、音も静か。

    「オフロード」モードではボンネットが透けて見える合成映像を表示できる。障害物の検知に便利!

    テスト車両は滑らかな乗り心地のエアサスペンション仕様。マイナス40mm~プラス145mmの範囲で車高を調整できる。

    後席にもゆとりあり!

    開けると蛇腹状にたたまれるファブリック製のルーフは、レトロな気分に浸れる装備。閉めたときの気密性も文句なし。

    後席の足元空間は「110」とほぼ同じ広さ。快適です!

    「90」のラゲッジは2~3名用

    後席をたたんだときに傾斜がつく。ちなみに「110」の2列シート車がもっともフラットになる。

    後席を半分たためば3人分の荷物が積める。座れるのは1~2名分と割り切って使おう。

    移動中の車内を清潔に保つ「ナノイー」を搭載!

    エアコン設定画面で「ion」のアイコンをタッチすると「ナノイー」が稼働。車内の脱臭はもちろん、菌やウイルス、車の外から入り込んだ花粉やPM2.5も抑制できる。

    SPEC:(エアーサスペンション車)

    ボディー寸法

    全長 4,510mm
    全幅 1,995mm
    全高 1,970mm
    最低地上高 291mm
    最小回転半径 5.3m
    ホイールベース 2,585mm
    トレッド 前1,700mm/後1,685mm
    タイヤサイズ 275/45R22
    車両重量 2,100kg
    乗車定員 5名

    エンジン・燃料

    エンジン形式 直列4気筒ターボ
    エンジン排気量 1,995cc
    エンジン最高出力 
    221kW(300PS)/5,500rpm
    エンジン最大トルク 400Nm/2,000rpm
    燃料タンク容量 90L
    燃料種類 無鉛プレミアムガソリン
    燃費(WLTCモード)8.3km/L

    トランスミッション

    8AT

    http://www.landrover.co.jp

    ※構成/櫻井 香 撮影/小倉雄一郎(BE-PAL  2020年10月号より)

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