自作改造キャンピングカーが完成!
昨年夏から始まった中古バンのキャンピングカー改造計画。
それがいよいよ今回で完結!
新たに追加工事した箇所も交えて、このキャンピングカーの仕様を改めて紹介します。
キャンピングカー改造のコンセプト
僕の住むユーコン準州内をメインに、季節問わずに撮影に出かけたい!
そのための新たな移動式撮影基地になるのが、このキャンピングカー。
過去の経験から求めるものは
・真冬の氷点下でも快適に過ごせる車内
・悪天候で一日中車内で過ごす場合でも、体を簡単に動かせる程度の居住空間
・パソコンと冷蔵庫が使える程度の電源
それらを目標に、快適に過ごせるキャンピングカーを目標に、改造作業を進めてきた。
それではどんな仕上がりになったか、みていこう。
ルーフキャリア&ウッドデッキ
もともと備え付けだったハシゴをかけるためのルーフキャリア。それを利用してウッドデッキを設置すると、車の上からの撮影できるようになったのはもちろん、ルーフボックスを設置して収納スペースを追加、予備のガソリンタンクも積めるように。
それでも空きスペースはまだまだあるから、キャンピングチェアーに座ってビールを飲むと、これまた楽しい!
ソーラーパネルを設置
ウッドデッキの前部に、小型の150Wのソーラーパネルを設置。これで最低限の電力を発電できるようになった。
シンク&コンロ付きのキッチン
片側の壁面のカウンターに小さなシンクと、プロパンガスコンロを設置。ガスコンロから近い天井には、穴を開けて換気扇を設置。車内では簡単な料理しかしないとはいえ、車内生活は湿気がこもりやすいから、この換気扇の活躍に期待大!
折り畳みテーブル&ソファー
車内両サイドのカウンターの扉を跳ね上げると、テーブルに早変わり。これで作業や食事が快適にできるようになって、テーブルを畳めばストレッチや筋トレもできるようになる。
夏の屋外ベンチ用のクッションを積んだら、うまいこと収まってソファーっぽくなった。これを床に敷き詰めれば、寝ることも可能だ。
体を伸ばして寝られるベッド
ベッドをスライドできるようにした。幅が増した分、斜めに寝られるようになって、体を存分に伸ばして寝られる。
収納もたっぷり!
ベッド下のスペースはトランクスペース。室内からもアクセスできるようにして、寒い冬には車外に出なくても荷物に手が届くようにした。
洋服などの収納スペースが少し足りなかったから、ソファーの背もたれ裏に隠れ収納も作ってみた。
走行しなくても電気が使える電気配線
ソーラーパネルをつけたことで車の走行とは関係なく、一年中サブバッテリーへの充電ができるようになり、残量をさほど気にせずに電気を使うことができるようになった。
それでも冬の日照時間は極端に短くなるから、夜間などは車の走行中にはスイッチを切り替えることで、車のバッテリーから車内のサブバッテリーを充電できるようにした。
その配線をインバーターと繋げて、電化製品が使えるようになった。
冷蔵庫のおかげで毎日ドライフードを食べなくて済むし、パソコンでの撮影したデータの管理もカメラバッテリーの充電もいつでもできる。
冬キャンプ対応の断熱
真冬でも快適に寝られるように天井、壁、床それぞれに3層の断熱材を入れた。
断熱材のおかげで昨冬にキャンプした時、もともと付いていた車内後部のヒーターで室内をガンガンに温めてから寝れば、屋外がマイナス20度Cでも翌朝まで室内のウォータータンクが凍ることもなく、快適に寝られることがわかった。
さて、マイナス20度Cよりも寒い夜はどうなるだろう?
バックアップモニター
もともとが荷物配達用のカーゴバンだから、運転席以外には窓もなければルームミラーもない。
その分室内の断熱保温には向いているけれど、街中でバックするときが少し不便だ。
ということで、後方確認ができるカメラとモニターも設置。これで街中での運転もバッチリ!
寒すぎて改造作業のできない冬を挟んで、1年以上かかって完成したキャンピングカープロジェクト。
きちんとした設計図も書かずに、よくもまぁそれなりの形になったのもだと自画自賛。
アイディアは次から次へと湧いてくる。それらを形にしてたら、いつまで経っても終わらなくなってしまう…。ということで、今回はここでとりあえず終了。
これから少しずつ手直しするかもしれないけど、それよりも早速撮影に出かけよう!