コールマンが来年に発売する2022年春夏の新商品を発表した。ファミリーキャンパーをメインターゲットとしてきた同社だが、ここ最近は幅広いユーザーへ向けたギアを展開しており、昨年に引き続きソロキャンプ向け商品が多く登場。特に、複数のアイテムをまとめて買えるセット販売が目白押しだ。
来年発売のコールマン新製品を4つピックアップ!
ソロキャンプ道具をスーツケースにひとまとめ
近年は、バックパックやスーツケースでキャンプへ行く人が増えている。最小限の荷物を持って公共交通機関に乗り、近くのキャンプ場へ向かう新しい流れだ。そんなスタイルがより手軽にできるように、テントから寝袋まで揃ったセットが発売される。
テントは210×210×115cmのソロテントで、天井のハブをカチッとくっつければ完成するワンタッチタイプ。ポールをスリーブに通す手間がなく、瞬時に設営・撤収できるのが魅力だ。
一般的なドームテントはフロントフラップを開閉するものだが、こちらは前だけでなく横からも出入りができるように設計。それによって前室を有効に活用でき、荷物を入れて雨風をしのげる。
マミー型の寝袋は、下限温度0度Cの化繊タイプ。センタージッパーを採用し、楽に開閉できるようにした。生地はコットンに近い起毛仕上げのポリエステルで、丸洗いできるため衛生面も安心。
両サイドのファスナーを開けることで腕を外に出すことができ、スマホの操作や荷物の出し入れがしやすくなっている。裾も開くことができ、歩いて移動できることもできる。これならブランケットがなくても寒い時期は暖かくして過ごせそうだ。
マットは独自のキルティング構造を採用したエアタイプ。横幅74cmと通常のものと比べて約40%アップし、寝返りが打ちやすいように設計。厚みは7cmでちょうどいいふかふか感。収納ケースがポンプになっているので、すぐに膨らませられる。
バルブは二層式を採用。フタを開けると空気を入れることができ、ポンプを外しても中の空気が逃げることはない。さらに封入口を開けると空気が抜ける仕組みで、瞬間に抜けるので撤収は楽チンだ。
そのほかにチェア、テーブル、焚き火台、耐火シート、シングルバーナー、クッカーセット、LEDランタンが付属し、合計10点がセットになっている。なお、それぞれのアイテムは単品販売も行なっているので、欲しい商品を指名買いするのもいいだろう。
商品概要
価格:¥76,800
サイズ:40×30×70cm ※(オールインワンホイールにまとめた状態)
総重量:16kg
ありそうでなかったアルコールストーブ付属のクッカーセット
小物ケースにひと通りの道具を持ち運べるクッカーセット。同社ではアルコールストーブを販売するのは、じつは初めて。燃料はほかのブランドでも使用される燃料用アルコールを推奨。ガソリンランタンで使用されるホワイトガソリンや灯油は危険のため使わないでほしいとのこと。
ストーブには大小2種類の穴が開いており、ここから炎が噴出する。容量は約120mlで、100ml使用した場合に燃焼時間は約80分となっている。付属するステンレスボトルは燃料を入れるもので、容量は約300ml。
バーナーで調理ができる五徳とフタが付いているので、初心者でも安心して使えるようになっている。たとえばクッカーでお湯を沸かす場合、300mlの水が10分程度で沸騰できる。また、クッカーにはノンスティック加工が施されているので、汚れが付きにくい。
カセットコンロやOD缶を使ったバーナーで調理するのもいいが、たまにはクラシカルなアルコールバーナーで調理を楽しんでみてはいかがだろうか。
商品概要
価格¥8,980
収納サイズ:18×14×21cm
総重量:約640g
焚き火の管理がしやすい待望のツールセット
火バサミ、ショベル、火吹き棒がひとまとめになった便利なセット。薪をくべたり、灰を取り除いたり、はたまた空気を吹き込んで火力をあげたりなど、ベテランキャンパーでも愛用する道具が揃っている。
火バサミとショベルのハンドルは木製で熱が伝わりにくくなっている(使用する際はグローブを身につけましょう)。火吹き棒は全長80cmで子供が使っても安心の長め設計。味の出るキャリーケースに入れて、焚き火を存分に楽しもう。
商品概要
価格:¥3,980
サイズ:ショベル 52cm、火バサミ 52cm、火吹き棒 80cm
収納サイズ:55×7.5×9.5cm
総重量:約1.3kg
ファンを装着できるテントも必見
ソロに最適な大きさとダークルームテクノロジーを採用した人気テント。一見通常のテントのように見えるが、じつは新たな機能が追加された。それがファンベンチレーションシステムだ。
別売りの「リバーシブルファンベンチレーション(¥3,980)」を天井に設置すると、外気を中へ効率よく取り入れることができ、気流を生み出して涼しくさせられる。ファンは市販のモバイルバッテリーで使用でき、10,000mAhのもので最大連続作動時間は約9時間となっている。
また、インスタントアップドーム/Sで紹介したサイドフラップ開閉機能も採用し、前室を有効活用できるようにも工夫。夏場や暑い時期のキャンプはこれで快適に過ごそう。
まだまだあるコールマンの2022年春夏新製品。新情報が入り次第、順次紹介するので乞うご期待。
コールマン 公式サイト
https://www.coleman.co.jp/