キャンプをはじめたばかりの方も、熟練キャンパーを自負する方も、この問題が解けますか?
キャンプ場でのマナーと常識に関するクイズ、全7問を出題します!
簡単なものからスタートして、だんだんむずかしくなっていきます。最後まで正解できた方は、鼻高々。
見出し部分の問題に、○か×かでお答えください。
答えは画像のすぐ下にあります。
1.キャンプといったら焚き火!直接地面で火を焚いていいキャンプ場と、ダメなキャンプ場があるって、本当?
答え:○
本当です。
直接地面で火を焚く焚き火の方法を、「直火」といいます。キャンプ場はこの「直火禁止」のところが多いのです。
直火禁止のところでも、焚き火台と焚き火シートを使えば、問題なく焚き火が楽しめます。
キャンプで焚き火をしたい方は、「直火が可能かどうか」事前の確認をお忘れなく。
2.薪がたりない!その辺に落ちている木なら、拾って燃やしてもいいよね?
答え:×
たとえ落ちているものでも、勝手に拾って燃やしてはいけません。
キャンプ場内にある自然物も、人工物も、すべてキャンプ場の所有物です。薪に限らず、採集を行なう場合は必ず管理人さんの許可を取りましょう。
※地方の野営場などでは「薪にどうぞ」と、無料で使える薪が置いてあることもあります。ただし、そういった場所のほうが少ないです。
3.テントを張ったらペグがとなりのサイトにはみ出ちゃった。ほんのちょっとだから大丈夫?
答え:×
ちょっとでもダメです。自分のサイトに、おとなりのペグがはみ出してきたら?本当に少しもなんとも思いませんか?
特に境界線がはっきりしない場合に「このくらいならまあいいか」と思ってしまいがちですので、気を付けましょう。
ギリギリに設置するのも、なるべく避けたいところです。おとなり同士、気持ち良く配慮のある使い方を心がけましょう。
4.林の中にハンモックを設置。最近覚えたロープワークで、直接しっかりと木にロープを結べばOK?
答え:×
ロープワーク自体がよくても、自然に対する配慮が欠けています。
木に直接ロープを巻き付けてしまうと、表皮がはがれて傷が付いてしまうことがあります。特にハンモックなど重量のかかるものを固定するのなら、幹を保護するものが必要です。
ハンモックを木に結ぶ目的で購入する際は、専用のツリーウェアなどを同時に入手するとよいでしょう。
ツリーウェアがない場合は、フェイスタオルなどでも代用できます。
自然を愛するキャンパーとして、樹木への配慮は忘れてはいけないことのひとつですね。
5.ゴミは全部まとめておいて、チェックアウトのときに分別を確認すれば問題なし!
答え:×
絶対に間違いではありませんが、ゴミの分別方法については、最初に確認するのがオススメです。
生ゴミひとつとっても「野菜クズはいいけれど、その他は持ち帰ってください」というキャンプ場もあります。
ペットボトルとカン・ビンを分けるだけでなく、プラスチックトレーとビニールが別だったり、指定のゴミ袋が必要だったり……。
一律に判断できないのが、各地のゴミ事情。自宅のゴミと同じように分けておくだけだと、最後にいらぬ手間になりかねません。
帰る間際になってゴミをひっくり返して分別しなくてはいけない、なんてことにならないように、ゴミの出し方は初めから確認しておきましょう。
6.子どもが離れても場所が分かるように鈴をつけたよ。迷子にもならないし危なくないし、これはナイスアイデア?
答え:×
チリンチリン。試しに我が子に熊避け用の鈴をつけてみました。なるほど、確かにこれなら見えないほうに走って行っても、どこにいるかが分かりますね!
ナイスアイデア、といえなくもないですが……登山でない限り、うるさくて周りに迷惑になることも間違いないでしょう。
実際に、夜間にも子どもに鈴を携帯させることで、音が迷惑になっている事例があります。鈴任せにするのではなく、子どもは大人が目を離さず、見守ることが大切です。
7.キャンプに刃渡り6cm以上の包丁やナイフを持っていくと、銃刀法違反で即逮捕されるんだよ!
答え:×
調理のための包丁、はさみ、ナイフなどはキャンプに必須の道具です。持参しないわけにはいかないでしょう。
これらキャンプで使用する刃物を持参することは、法律に違反してしまうのでしょうか?
銃砲刀剣類所持等取締法第22条では、刃体の長さが6cmを超える刃物については、「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない」と定めています。
刃物を持っていくには「キャンプで調理に使用する」など、正当な理由が必要ということですね。
「じゃあ、ちゃんと理由があるから大丈夫!」とホッとした方、気を付けていただきたいことがあります。
それは、必要以上のナイフをたくさん持って行ったり、小さな刃物でも、ポケットに入れたまま携帯したりすることです。
この場合は「正当な理由」とは見なされず、銃刀法違反や、軽犯罪法違反の罪に問われる可能性があります。
運搬する際は、あくまでキャンプに必要な種類のものを、必要な数だけ持ち運びましょう。
さらにむき出しで運ぶようなことはせず、必ずケースに入れ、すぐに使えない状態で運搬しましょう。
まとめ
全7問、いかがだったでしょうか。
全問正解できた方は、素晴らしい優良ゴールドキャンパーです。これからもその知識と経験を生かし、キャンパーの見本として、素敵なアウトドアライフを送ってください。
間違えてしまった方も、知らぬは一時の恥。これからも優良ゴールドキャンパーを目指して、気持ちの良いキャンプマナーを学んでいってくださいね。