つづきまして、2話目「三の丸食堂」。
あれじゃないですか、これって松本の×××食 堂のことじゃないですか。こ れもこわい話なのかなー。いやだなー。
登場人物は、尾崎、寺島、落合という男性3人。山仲間である彼らから安曇さんが聞いた話です。
ヨー ロッパアルプスを登るほどのアルピニストだった尾崎は、雪山で雪崩に巻き込まれて命を落としてしまう。体が大きくて食欲旺盛だった尾崎。
「絶滅危惧食堂」なんていって、古き良き食堂を巡るのを趣味にしていた彼を追悼するかのように、寺島、落合は穂高岳を登った帰り、尾崎が好きで通っていた食堂を探してみよう、ということに。
見つけたその食堂は、おばあさんが一人で切り盛りする中華料理店。注文していないものが出てきて・・・、という話。
はあ、でもこれは怖いというより、いい話。
安曇さんいわく、山は日本人が神としてずっと大切にしてきた場所。だから、悪いものはそんなにいませんよ。どちらかというと、山で遭難や滑落から守ってくれたり、無念をただ伝えたいだけだったり。そ、そうですか。そういうものなんですか。