小物が意外に多くなってしまうのがキャンプ。サイトが散らかりがちで困っている、あるいは少しでもおしゃれにレイアウトしたい、と思っている方におすすめしたいギアがあります。
それが、ミニマルワークスの「インディアンハンガー」です。
ミニマルワークスは、日本で2020年から本格的に取り扱いが始まった、韓国発のブランド。ミニマルワークスという名前は「MINIMAL」+「WORKS」の合成語で、「シンプルで最適化されたギアでアウトドア活動をする」というブランドコンセプトがあります。その名が示す通り、シンプルかつ機能的なギアの数々で、目が離せないブランドのひとつとなっています。
そんなミニマルワークスから展開されている、インディアンハンガー。このアイテムにより、吊るすレイアウトが可能になります。冒頭で記載したような散らかりがちのギアを整理する際や、おしゃれなレイアウトを実現する上で、非常に有用な存在となるのです。
今回は、このインディアンハンガーについて、愛用者目線で魅力を紹介します。
吊るすレイアウトができる
すでに述べたとおり、インディアンハンガーの最大の特徴は、吊るすレイアウトが可能になることです。
吊るすことによって、限られたスペースを有効に活用することができるので、省スペース化や、すっきりとしたサイトの創出に活躍してくれます。
工夫次第でさまざまなギアを吊るせるところもポイント。
吊るすためにはフックが必要ですが、専用フックは別売りとなっています。ただし、100円均一などで売っているS字フックでも代用できるので、専用品でなくても気にならない方は代用品でも問題はありません。
筆者も異なる大きさのS字フックを駆使して、さまざまなギアを吊るして楽しんでいます。吊るすギアに合わせて異なる大きさのS字フックを選択すれば、専用フックに比べて幅広いギアに対応ができると考えます。
なお、インディアンハンガーは、S〜XLのサイズ展開があり、吊るすギアなどによって使い分けができます。
個人的な視点では、S〜Mサイズは小物などを吊るすのに最適です。M〜XLは長めのギアや、アウターなどの衣類を吊るすのに最適だと考えています。
ちなみに筆者はMサイズを愛用しており、焚き火周りのギアを、吊るすレイアウトで楽しんでいます。
また、吊るすレイアウトとは少し意味合いが異なりますが、キャンプでは意外にも濡れたタオルなどを掛けておく場所にも困ったりするもの。イスに掛けると、座面が湿ってしまうこともあります。
そのような場合でも、このインディアンハンガーに掛けることで、解決できます。
コンパクトで機能的
このインディアンハンガーの更なる特徴として、コンパクトになることが挙げられます。
筆者が使用しているMサイズは、収納時サイズが42cm×6cmと非常にコンパクト。また、主な材質がアルミで軽量なため、積載や運搬の際の悩みになることはありません。
また、コンパクトに収納できる上に、ポールはショックコードで繋がっている構造のため、組み立てと片付けは簡単かつスピーディに行うことができます。
時間のかかる設営と撤収作業においても、この簡単さとスピード感はかなり嬉しいはず。特に設営と撤収作業に慣れてない初心者の方にも、おすすめしたいギアです。
ただし、取り扱い時の注意として、軽量が故に風がある場合において転倒や飛ばされることが想定されます。ギアを組み立てたらそのままにせず、ペグを打つか、ある程度重量のあるギアを吊るして使用するといいでしょう。
持たない理由が見つからないギア
インディアンハンガーについて、特徴を交えながら紹介しました。吊るすレイアウトが可能でありながら、コンパクトで機能的な側面も持ち合わせているギア。
これだけの魅力が詰まっていれば、持たない理由が見つからないのではないでしょうか。
なにより、筆者のキャンプシーンにおいては、無くてはならない存在となっています。
インディアンハンガー Mサイズ
使用時 : 幅66cm×高さ75cm
収納時 : 長さ42cm×直径6cm
重さ : 550g
素材 : アルミ