防災用品はキャンプ飯と相性抜群!「ローリングストック」をやってみよう
9月1日は防災の日のため、秋になると防災用品をスーパーやホームセンターでよくみかけますね。
そんななか、「ローリングストック」という単語を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ローリングストックは、缶や乾麺などの食料品を家に多めに用意する、被災に備える取り組みの一つです。
このローリングストックという方法は、実は防災だけでなく、キャンプにも活用することができます。
キャンパーさんにこそ、知っていてほしいローリングストック。今回は、実際に筆者がキャンプに活かしている方法を紹介します。
防災に関心がある方はぜひご覧ください!
ローリングストックってなに?
ローリングストックとは、普段から食料品や加工品を多めに購入しておき、日常で使っては補充していく備蓄法のことをいいます。
一定量の食品が常に家にあることになるので、災害にあったときに安心です。
普段使う食品を主に備蓄し、「5年保管」「3年保管」などの価格の高い防災食品を購入する必要はありません。
さらに、日々消費していくので、賞味期限切れなどで食品を無駄にすることもありません。
普段食べられる乾麺や、レトルト食品、お米、ホットケーキミックスなど、賞味期限が数か月程度の食材を備蓄するのがおすすめ。
頻繁に買い替えるのは大変なので、無理なくやっていきましょう。
我が家にある防災備蓄品の一部を紹介します
我が家は、災害に備えて7日分の食糧備蓄をしています。
水道、ガス、電気などのライフラインが止まってしまう可能性のある数日間のために、火や水を使わない「常温でも食べられるお粥」「温めないでも食べられるレトルトカレー」「お菓子」「缶詰」「栄養ゼリー」などを用意してあります。
ライフラインが復旧されたら、お水を使えるようになるので、「乾麺」「パスタ」など普段使いできる食品も多めに購入。
また、長期保存できる「アルファ米」「羊羹」なども、少しですが用意しています。
家に最低限の食材があると、安心感がありますね。
とはいえ、ローリングストックをやる場合は、古いものから消費していかなければいけません。
賞味期限までに消費しなければいけないというのも、少しプレッシャーを感じませんか?
私は普段、カップラーメンも缶詰も食べる習慣がなかったので、ちゃんと食べていけるか心配だな、と思っていました。
そこで、「備蓄品をローリングしていく際、キャンプ飯にも利用したらいいのでは?」とひらめきました。
キャンプ前に備蓄品の賞味期限をチェックして、賞味期限が近いものをキャンプ場にもっていくようにしました。それからというもの、賞味期限切れで食べ損ねてしまう食品が激減しました。
キャンプではお水や缶詰を有効活用、レトルトもおすすめ
筆者はキャンプ場にお水を2リットル×2本、必ずもっていきます。
最近はこのお水を、防災備蓄品用に備えているお水から持っていくことにしました。
キャンプ場にお水を2本もっていったら、もっていった分のお水を新しく購入して、備蓄に回します。
こうすることで、家にある古いお水が、新しいお水に変化していきます。
1年に3回キャンプ場に行けば、1ケース(6本入り)のお水をローリングすることができます。
9月1日の防災の日に防災備蓄品の賞味期限チェックをしたところ、そろそろ賞味期限が気になる缶詰を発見。
これをキャンプ場にもっていって、食べることにしました。
事前に「サバ缶」「トマト缶」で作れるレシピを検索しておき、その中でキャンプ場で作れそうなものをピックアップ。
これは面白そうだな、と思って作ったのは「トマトのサバカレー」です。
トマトのサバカレーを作ることを夫に伝えたところ、反応はあまりよくありませんでした。
トマト×サバ×カレーという組み合わせは、夫には馴染みがなかったようです。
しかし、実際キャンプ場で作ってみたら「美味しい」と太鼓判いただくことができました。
サバ缶1個で2人分のタンパク質だと少ない気がしたので、「豆缶」はサラダにかけて、タンパク質を追加。
どうでしょうか?防災備蓄品とはいえ、ちょっとしたご馳走気分になれます。
普段食べない料理を作るキッカケにもなって、いい経験でした。
まだまだキャンプ場で使える防災備蓄品はあります
ローリングストックをキャンプで活用する方法、いかがでしたでしょうか?
他にも、インスタントラーメン、レトルトカレーなど、キャンプ場で活躍する食品はたくさんあります。
数分で調理完了できるこれらの食品であれば、すぐに食べられるので、調理の手間もありません。
賞味期限が近づいている食品が家にあれば、どんどんキャンプで活用してください。
災害時の食事を疑似体験できるので、防災訓練にもなって一石二鳥です!