ピーラーを忘れた!そんなときに使えるライフハックを紹介
キャンプ料理の定番、カレーライス。ところが、ジャガイモとニンジンを切ろうとしたら、ピーラーがどこにも見当たらない!そんな経験はありませんか?
包丁のような必ず使うもの、飯ごうのようなキャンプ特有のものは比較的忘れにくいですが、ピーラーのようななんでもない道具を忘れてしまうのはよくあること。
包丁を使って皮をむくのもいいですが、なかなか面倒です。表面をタワシでよく洗って皮ごと使うのもひとつの手ですが、皮特有の食感やえぐみが苦手な方も多いですよね。
今回はピーラーを使わず、野菜の皮をむく方法を2種類紹介します!
方法1 膨張めくり
まずはジャガイモやサトイモ、サツマイモといったイモ類に使える方法、通称「膨張めくり」を紹介します!
イモ類は中まで火が通ると、中身が膨張する性質があります。皮は膨張しないため、中身と皮の間にズレが生じる現象を利用して皮むきをします。
浅く火を通してシャキシャキ食感を楽しむような料理には使えませんが、カレーやポテトサラダといった料理には使いやすい方法なので、ぜひ試してみてください。コロッケなど、大量のマッシュポテトが必要になる料理を作るときにもおすすめの方法です。
ジャガイモの表面にぐるりと1周、包丁やナイフで切れ込みを入れます。
サトイモの場合はもう1周、十字になるように切れ込みを入れてください。
サツマイモの場合は、輪切りにしてゆでるといいでしょう。
ジャガイモを火が通るまでゆでます。
ジャガイモに火が通ると、中身が膨張して切れ込みが大きくなってきます。
ヤケドに注意しながら30秒〜1分程度水にさらし、表面の熱をさまします。
皮を両手でつまみ、左右に引っ張ると、するりとむけます。
熱いのでヤケドに気をつけ、素早く行うようにしてください。
芽の部分など、多少残ってしまった部分を包丁で除いたら、完成です!
今回は表面がつるりとしたメークインを使いましたが、表面がデコボコした男爵などの品種でもきれいにむけますよ。
方法2 ペットボトルのキャップを使う
次はニンジンやゴボウの皮、アスパラガスの根元の固い部分など、幅広い野菜に使える方法をご紹介します。
使うのはペットボトルのキャップだけ!刃物を使わずに済むため、ピーラーをまだ使えない年齢のお子さまでもお手伝いしやすい方法です。
方法は簡単、ペットボトルのキャップで野菜の表面をガリガリこするだけです。
表面は多少ボコボコになりますが、ピーラーより薄く皮がむけるため、皮と中身の間の栄養分を削らなくて済むのもメリットです。
もしあれば、ビンの蓋についている金属製のキャップを使うと、さらにしっかりむけます。
まだまだある!ペットボトルのキャップ活用法
ペットボトルのキャップは野菜の皮むきの他にも、さまざまなキッチングッズの代用になります。
・魚のウロコ取りの代わりになる
・計量スプーンの代わりになる(キャップ2/3杯≒小さじ1杯、キャップ2杯≒大さじ1杯)
・タマゴスタンドになる(タマゴの下に置くと、少々傾斜があってもタマゴが転がらない)
ちょっとしたことですが、覚えておくと役に立つかもしれませんね!
ピーラーを忘れても、キャンプごはんは美味しくできる!
もしピーラーを忘れてしまっても、野菜の皮は簡単にむけます。
膨張めくりとペットボトルのキャップを使って、美味しいごはんを作ってみてください。