
『ぎんなんとミックスナッツの炊き込みごはん』。小さな柑橘をキュッと絞ってもおいしい。
秋らしく。『木の実』をたっぷり使った炊き込みごはん
秋になると作りたくなる料理のひとつに炊き込みごはんがあります。新米にきのこや栗、さつまいもなどを入れて炊き込んだごはんは、実り多き秋ならではの贅沢ですね。定番のきのこや栗を使って作る炊き込みごはんでも十分ですが、ここではアウトドアっぽく、木の実をぜいたくに使って炊き込みごはんを作ってみました。

ごはんもたっぷりのぎんなん、ナッツ類もつやつやおいしそうに炊き上がりました。
ぎんなん×ミックスナッツ
素材のおいしさを活かすため、味付けはシンプルに塩のみで。
『ぎんなんとミックスナッツの炊き込みごはん』は、ぎんなんのもちもちっとした食感と香り、アーモンドの歯ごたえ、くるみのコク、カシューナッツの甘みと、さまざまな食感や味が楽しめる炊き込みごはんに仕上がりました。炊き立てのおいしさと冷めてから食べるおいしさ。どちらのおいしさも味わってほしいごはんです。
【ぎんなんとミックスナッツの炊き込みごはんのレシピ】

今回使用した材料です。
【材料】2~3人分
・米 2合
・ぎんなん 20粒ほど
・アーモンド 10粒ほど
・くるみ 10粒ほど
・カシューナッツ 10粒ほど
・塩 小さじ2弱
・酒(あれば)大さじ1/2
・水 適量
・すだちなど(あれば)
<下準備>
・米を研ぎ、30分ほど浸水しておきます。

ぎんなんの殻を割るのに使用した道具「ウォーターポンププライヤー」。この工具ひとつ持っているとなにかと便利です。ちなみに100円ショップでも販売されているようです。
・ぎんなんは殻を割って実を取り出します。薄皮は、熱湯に5分ほどつけておくと、はがれやすくなります。

ここで使用したナッツは、くるみ、カシューナッツ、アーモンドです。
・ミックスナッツはそのままでも、軽く砕いても。ここでは、手に入りやすいアーモンド、くるみ、カシューナッツを使っていますが、好みのナッツでOKです。ナッツは塩が無添加のものを使います。
(1)薄皮を剥いたぎんなんを包丁で半分にカットします。

薄皮は、湯以外にも水に30分ほどつけておいても剥きやすくなります。
(2)鍋に浸水しておいた米と分量の塩を入れ混ぜ合わせます。この時、塩はしっかりと溶かします。

塩を溶かしたらナッツ、ぎんなんをバランスよく入れます。
(3)塩がしっかり溶けたら、ミックスナッツ、ぎんなんを上に広げます。
(4)蓋をして火をつけ、沸騰するまで中火で炊いていきます。
(5)鍋の蓋がコトコトしてきたら火を弱火にし、さらに10分炊きます。
(6)10分経ったら火を止め、そのまま10分ほど蒸らします。
酒を入れる場合は、炊き上がった時に蓋を開けて全体に振りかけてさっくりと混ぜ合わせてから蒸らします。
(7)蓋を開け、底から空気を入れるように混ぜ合わせたらできあがりです。

やさしく底から混ぜ合わせます。
木の実がおいしい季節です
木の実というとついナッツをイメージしがちですが、”ぎんなん”もイチョウの木になる”木の実”です。公園や神社、街路樹で見かけることの多いイチョウの木。ぎんなんは木の実のなかでも私たちになじみ深い木の実のひとつではないでしょうか。ぎんなんにもさまざまな栄養素が含まれていますが、イチョウの葉にも、抗菌、防虫効果があるといわれてます。しおり代わりに本にはさんでおくと防虫になるそうですよ。
秋の味覚に添えたい小さな柑橘
かぼすやすだち、シークワーサー、ゆずなどは「香酸柑橘類」と呼ばれています。ミカン科の植物ですが、ミカンのように実を生で食べるのではなく、風味付けや薬味に添えられて料理のアクセントとして使われている柑橘です。香り高い「香酸柑橘類」には、素材のおいしさを引き立ててくれるだけではなく、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

おいしさを引き立ててくれる小さな柑橘。
「香酸柑橘類」は秋から冬にかけて旬を迎えます。この時季には、普段の料理に小さな柑橘をちょこっと添えるだけで、いつもとひと味違う爽やかな風味が季節感を演出してくれます。
香酸柑橘類の主な成分は、クエン酸。クエン酸には、疲労回復効果や新陳代謝を促進する作用があるといわれています。いつものメニューに小さな柑橘をひとつ。秋らしさを加えてみてはいかがでしょうか。
