2〜3人で使うのに「ちょうどいい!」
フランスのトリガノ社からデビューしたキャンピングトレーラー「アルバ350」。この夏から日本でも発売が開始されたので早速チェックしていきたいと思います。
「アルバ」シリーズはすでに「アルバ390(2021年モデルは完売)」というモデルがリリースされており、こちらは就寝定員が4人。それに対し今回ラインナップに加わった「350」のほうは、ボディサイズが390に比べて全長が500mm短くなったモデル。
都市部などでの駐車場保管もしやすく、けん引免許が不要で取り回しがしやすいといった面も含め、コンパクトさのメリットが魅力です。ただその反面、就寝定員は3人。ゆえに、2人旅や夫婦と子供の3人旅に使いたい人にはぴったりのモデルと言えるでしょう。
アルバならではの常設ダブルベッドを装備
コンパクトモデルだと常設ベッドを搭載することが難しく、見ることもあまりありませんがアルバシリーズは常設ダブルベッドを標準搭載。いちいちリビングを展開してベッドメイキングをする必要がないのは嬉しいところ。
また、ベッドと連なるように中央には対面式のリビングが構成されているのも個性的。リビングスペースをベッド展開することで縦方向、横方向と自由な就寝ができるようになっているのも大きなポイントです。
リビングにあるテーブルをそのまま残しても就寝もできるようになっており、縦方向にツインベッドとして利用することもできます。こうしたベッドアレンジの豊富さはこのモデルならではの特徴です。
コンパクトなのに本格装備が満載
これだけコンパクトなボディにも関わらず、圧迫感を感じさせないのはレイアウトの妙。リヤにキッチンとサニタリーを配し中央とフロントに居住スペースをまとめているため、実際の室内寸法よりも狭さを感じさせません。また、室内高が195cmあるのも開放感アップに貢献しています。
キッチンについては装備や収納は十分過ぎるほどで、シャワーとトイレ、洗面台が備わるサニタリールームがあるのにも驚きました。ここ数年、遊びや旅以外に防災面を考えてキャンピングトレーラーを選ぶ人がいますが、これだけの装備だったら数日間過ごすための避難場所として、プライバシーや快適性も十分だと思います。
取り扱いを行っているインディアナ・RVでは、標準装備の違いにより4つのグレードを用意。どのグレードも防災・快適性を考えた装備のセレクトになっていますが、今までになかった「VIP」「 VIP MAX」が新たに加わっていることにも注目。
最新のECO FLOW社のポータブル電源にソーラーパネルを搭載し、照明やヒーターの電源として利用できるようなっており、持ち運びがしやすく充電もしやすいなど、より快適性が高まっています。そんなアルバ350の価格は、283万8000円〜。
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