キャンプデザートの王道スモア。本場アメリカではどうやって作っている?
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    2021.10.22

    キャンプデザートの王道スモア。本場アメリカではどうやって作っている?

    簡単なのに、奥深い!? 魅惑のデザート

    バーベキューやキャンプの王道デザートといえば「スモア」。アメリカやカナダでよく親しまれている「スモア」は、英語の「some more(もう少し欲しい)」が短縮されてできた言葉。その名の通り「もう少し食べたい!」と思わせる魅惑のデザートなのです。

    作り方はいたって簡単! でも失敗せずにおいしく仕上げるにはコツが必要。自分の好みに合わせて、焼き加減やアレンジ方法を工夫するのも「スモア」の醍醐味。そこで本場アメリカから「スモア」を楽しむ方法をお届けします。

    どのタイプが好き!? マイ・マシュマロ串を用意しよう

    木の棒や竹串を使う場合はスティックに燃え移らないように注意が必要

    火さえあれば用意する道具は、マシュマロを刺す串のみ。火の中であぶるので長めのスティックを用意しましょう。使い捨ての竹串を利用してもいいけど、焦げやすいので、金物の専用マシュマロ串を用意する人が多いようです。伸縮性のものがあると持ち運びが便利。アメリカではマイ串を持参してくる人が多いです。そしてあくまで雰囲気にこだわりたいなら、長い木の枝を拾って、それを使ってワイルドに楽しむ方法も。その際、汚れが気になる人は木の周りにアルミホイルを巻いてからマシュマロを刺すといいでしょう。

    王道の材料は、マシュマロ、チョコ、グラハムクラッカー

    スーパーマーケットには3点がセットになったキットも。

    食材は、マシュマロ、グラハムクラッカー(クッキー)、チョコレートの3点。グラハムクラッカーをチョコレート味のクラッカーにしたり、バタークッキーにしてもOK。ただしマシュマロとチョコレートがかなり甘いので、甘いもの好きのアメリカ人でもシンプルなグラハムクラッカーが好まれる傾向にあります。

    さあ、焼いてみよう! 目を離すと一瞬で焦げるぞ!!

    (出典) photo-ac.com

    さっそくキャンプファイヤーに、マシュマロ串をかざし、軽く焦げ目がつくまであぶってみよう。外側が薄く茶色に変わったら、中が柔らかく溶けていい感じに仕上がっているはず。少し指で触ってみて、表面は固く、つまんだ時に弾力を感じれば完璧!表面が濃い茶色になると、一瞬で黒く焦げるので要注意です。表面がまんべんなく焼けるように、向きを変えたり、ひっくり返したりしながら焼きましょう。

    焦げ目が多い方がいい人、うっすら温める程度がいい人…好みは人それぞれ。

    焼いたマシュマロの熱でチョコレートがとろーり

    とろりとした食感がやみつきに!!

    2枚のグラハムクラッカーにチョコレートを挟み、その間に焼いたマシュマロ串を挟み、手で押さえながら串を抜くと完成! マシュマロの熱でチョコレートが程よく溶ける状態がベストです。

    アレンジ次第で家でも楽しめちゃう! スモアスイーツ

    家で作る場合は、トースターを使って作ることも。グラハムクラッカーの上にマシュマロを載せて焼くだけ。焼き色が付いたら、チョコレートを挟んでいただきます! ピーナツバター好きのアメリカ人はピーナッツバターを挟む人も。

    そしてもっと大胆にいきたいという人は、フライパンやスキレット鍋、ココット等を使って、チョコレートとマシュマロをあらかじめのせて焼き、ディップ方式で食べるという手も。簡単なのに立派なスイーツになるはず。

    チョコレートとマシュマロをのせてトースターやオーブンで数分焼くだけ

    アメリカでは、スーパーマーケットにスモア一式がセットになって売り出されている場所も。また、ヨーグルトやドーナツ、スナック菓子のフレーバーとしても「スモア味」は人気。まさにデザートの王道と言えるスイーツなのです。

    ヨーグルト「Chobani」のスモア味。グラハムクラッカーとチョコチップをヨーグルトに入れてサッパリしたスモア風デザートに。

    マシュマロをあぶっただけでも、トロトロの触感がくせになりおいしいけど、もう少しキャンプらしいデザートを食べたいと思ったらやっぱりスモア! これから寒くなる季節には、このホットなデザートがさらにおいしくいただけるはずです。

    私が書きました!
    アメリカ在住フリーライター
    ちえ
    4年前から家族4人でアウトドア大国アメリカに移住。念願のキャンプデビューを果たす。休みがあれば国立公園や州立公園のトレイルを巡り、テントを張る。アウトドアと旅行が大好き。最近はキャンプ飯の研究とパン作りにハマる。女性誌、情報誌の他、趣味である水泳や自転車の雑誌・Webサイト執筆経験も。

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