「みそ汁ってダシをとるのがたいへんだから、アウトドアではちょっとね…」と思っているみなさん。実はダシをとらなくても、おいしいみそ汁は飲めるんです。たとえば、この「焼き鳥缶のみそ汁」。味のついた焼き鳥がダシがわりになるから、ダシがいりません。コツは、塩味の焼き鳥缶を使うことと、焼き鳥の味を生かすためにあっさり系の米みそ(熟成期間の短い白いみそ)を使うこと。一口すすると、あ、この味は…。そう親子丼です。塩味がしっかり効いていて、アウトドアで体が疲れたときにグっとくる味です。インスタントラーメンなんか食べるよりよっぽどいいヨ。簡単だし、みそは体にいいし。
さて、この料理を作ってくれたのは、みそ大好きの料理家・蓮池陽子さん。山菜やキノコのシーズンは山に入り浸りというアウトドア派であり、アウトドア系イベントでの料理経験も豊富です。そんな陽子さんが、これから月に4回、Facebookの「みそパル」というページで、キャンプにぴったりの「ソトみそスープ」を提案していきます。その中から厳選したメニューをこの「bepal.net」(毎月)と『BE-PAL』本誌(隔月)でも紹介します。「スープ」というからには、和風のみそ汁だけでなく、洋風、中華、エスニックにも挑戦予定。みその持つポテンシャルに驚くはずです。乞うご期待!
【第1回 焼き鳥缶のみそ汁】
●材料(1人分、約400mlのロッキーカップ1杯)
・塩味の焼き鳥缶…1個
・卵…1個
・米みそ…大さじ1
・青ネギ…1本の半分程度
・七味…ひとつまみ
●作り方
1、ロッキーカップに水(180ml)と焼き鳥缶を入れて火にかける。
2、みそを入れる。
3、沸騰したら卵を入れて卵をといて、10秒くらいで火を止める。
4、刻んだ青ネギと七味をかけてできあがり。
協力:みそ健康づくり委員会