キャンパーにとって、基本にして最強の調理器具スキレット。料理家に魔法のレシピを教わりました!
トルティーヤで巻いて包んで!「ピリ辛ファヒータ」を作ろう
家族でビュッフェ気分が楽しめる、ボリュームたっぷりのメキシカン料理。手作りのトルティーヤと本格ソースで美味しさ倍増!
食卓を賑やかに彩り、アウトドアご飯を盛り上げよう
フラワートルティーヤ
材料 (10枚分)
- 強力粉…150g
- 薄力粉…150g
- 水…130ml
- サラダ油…大さじ2(ラードの場合は40g)
- ベーキングパウダー…小さじ2/3
- 塩…小さじ1弱
- 砂糖…小さじ2
作り方
- 強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、塩、砂糖をすべてポリ袋に入れ、混ぜ合わせる。
- 油と水を加えポリ袋の中でつるんとするまでよくこねる。
- 常温で半日ほど寝かす。
- 3を10等分にして丸め、直径15cmくらいに延ばしスキレットで焼く。焼けたものからふきんで包んで保温しておく。
トルティーヤプレスがあれば、簡単に生地を伸ばすことも可能。
焼いたら乾いてパリパリにならないよう、清潔なふきんで包む。
チキンファヒータ
材料 (2人分/10インチ)
- ・鶏もも肉…1枚(300g)
- タマネギ…1/2個
- キノコ(シメジ、シイタケ、エリンギなど)…300g
- オリーブオイル…小さじ1
- レモン…4切れ
- 塩・コショウ…適量
A
- 塩…小さじ2/3 *鶏肉の重量の約1.5%が目安
- おろしニンニク…小さじ1/2
- 白ワイン…小さじ1
- レモン汁…小さじ1
- チリペッパー…小さじ1/4
- クミン(粉)…小さじ1
- パプリカ(粉)…小さじ1
下ごしらえ
前日に鶏もも肉とAをポリ袋に入れてもみ込み、ひと晩おく。
肉は下味に漬けると傷みづらいうえ、味の軸がしっかり決まる。
作り方
- タマネギは1cm幅のくし型切りに、キノコは石突きを除いて食べやすい大きさにほぐす。
- スキレットを中火で熱し、オリーブオイル小さじ1を敷き、鶏肉の皮目を下にして入れる。1分ほど焼いたら弱火にしてさらに5〜10分焼く。
- 皮がカリッと焼けたら裏返し、鶏からでた脂をスキレットの空いているところに寄せてタマネギとキノコを入れて蓋をする。
- 2〜3分焼いてキノコがしんなりしてきたら蓋を取り、鶏が焼けたのを確かめて取り出す。火を強めてキノコの水分を飛ばし塩・コショウで味を調える。
- 食べやすく切った鶏肉をスキレットに戻し、レモンを添える。
タマネギとキノコを入れたら、揺すらずに蓋をして蒸し焼きに。
ワカモレ
材料 (作りやすい分量)
- タマネギ…1/8個
- ハラペーニョピクルス…適量(なければピーマンとタバスコで代用)
- 香菜(パクチー)…1株
- アボカド…1個
- ヨーグルト…大さじ2
- おろしニンニク… 少々
- レモン汁…小さじ1
- 塩…小さじ1/4
作り方
- タマネギとハラペーニョピクルス、香菜はみじん切りにする。
- アボカドは種に沿って包丁でぐるりと切れ目を入れ、ひねって2等分にして種を取る。果肉をスプーンですくってボウルに入れ、フォークの背でつぶす。
- ボウルに1と2、ヨーグルト、おろしニンニク、レモン汁を入れて混ぜ合わせ、塩で味を調える。
サルサソース
材料 (作りやすい分量)
- トマト…大1個
- タマネギ…1/8個
- 香菜…1株
- ハラペーニョピクルス…適量
- レモン汁…小さじ1
- おろしニンニク…少々
- 塩…小さじ1/2
作り方
- トマトは1cm角に切る。タマネギ、香菜、ハラペーニョピクルスはみじん切りにする。
- ボウルに1とレモン汁、おろしニンニク、塩を混ぜあわせて10分ほど置き、なじませる。
教えてくれた人
料理家:こてらみやさん
旬の素材を使った保存食作りに定評のあるこてらみやさん。アウトドア派で、スキレット歴もかれこれ25年。味噌や漬物などの発酵食品、旬の食材を使ったジャムやシロップなどの瓶詰めがライフワーク。DIYも得意で食器棚まで手作りする。
※構成/大石裕美 撮影/砺波周平 (BE-PAL 2021年10月号より)