アウトドアナイフとして高い人気を誇るオピネルナイフ、みなさんも一度は目にしたことがあるかと思います。
鋭い切れ味と見た目の美しさ、価格の安さなどから多くのキャンパーさんに愛されています。
そんなオピネルナイフも、使用した後の処理を間違えると、サビて使えなくなってしまうことも……
この記事では、サビてしまったオピネルナイフの修復方法と、サビを予防するための「あるモノ」を使った簡単なコーティング方法をご紹介いたします!
オピネルナイフをすでに持っている方や、購入を検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
オピネルナイフがサビてしまう理由
インターネットやSNSで、オピネルナイフについて調べてみると、ブレードがサビてしまったという方をしばしば見かけます。
そのため、オピネルナイフはサビびやすいという印象を持ってしまっている方も少なくないと思います。
オピネルナイフがサビてしまう主な要因は2つ。
1.ナイフの素材
ひとつ目の要因は、オピネルナイフの素材です。
オピネルナイフは、ハイカーボンスチール製とステンレス製の2種類のタイプが販売されています。
この2種類のうち、ハイカーボンスチールには研ぎやすく切れ味が良いというメリットがある反面、赤サビが発生しやすいという特徴があります。
そのため、切った食材の水分が残っていたり、洗った後の乾燥が不十分だったりすると、サビが発生しやすくなってしまいます。
2.オピネルナイフの構造
ふたつ目の要因は、オピネルナイフが折りたたみ式であることです。
使用後や洗った後に、ナイフのブレードが濡れたまま折りたたんでしまい、サビついてしまうというケースが多いようです。
また、ほとんどのオピネルナイフのグリップ部分は、ブナという木材から作られています。
ブナの木には水を吸収しやすいという特徴があるため、ブレードが乾いていたからといって油断は禁物。
特にナイフを洗った後などは、グリップ部分もたっぷりと水を吸収しています。
洗った後は、ブレードをたたまずにしっかりとグリップ部分まで乾燥させてから、折りたたんで収納するのがおすすめです。
ナイフがサビてしまった時の対処法
僕もオピネルナイフを持っていますが、久しぶりにナイフをみてみると、ブレードの側面に赤サビが発生してしまっていました。
今回は、100均で見つけた「汚れ磨き消しゴム」という商品を使って、サビを除去していきます。
必要なもの
・汚れ磨き消しゴム
・汚れてもいいタオル
作業場所作り
タオルを濡らして固く絞り、作業をするテーブルに敷きます。
ナイフのグリップ部分と、ブレードの段差が埋まるように、タオルを折り畳むと作業がしやすいです。
水で湿らせる
汚れ磨き消しゴムとナイフを水で湿らせます。
優しく磨く
ナイフに傷がつかないように、サビている部分を汚れ磨き消しゴムで優しくこすります。
刃先で指を切らないよう、ご注意ください。
サビ落とし完了
頑固なサビは落とし切ることができませんでしが、磨く前と比較すると、かなり綺麗になりました。
サビ対策に有効な黒サビ加工!
綺麗に磨いたオピネルナイフ、せっかくなら綺麗なまま使いたいと思いませんか?
そんな方に向けて、簡単にできるナイフのコーティング、黒サビ加工をご紹介いたします!
事前に黒サビ加工をしておくことで、赤サビを防ぐことができます。
黒サビ加工に必要なもの
黒サビ加工に必要なものは紅茶とお酢。
黒サビ加工の手順
400mlほどのお湯に、紅茶を3パック煮出します。
煮出した紅茶をガラスの容器などに移し、100mlのお酢を加え、ナイフのブレードを根元まで浸します。
1時間ほど経ってから取り出せば、黒サビ加工完了!
加工直後は黒サビが取れ、他のものに付着することがあります。
中性洗剤とスポンジを使い、数回洗っておくと安心です。
黒サビ加工のメリット
黒サビは赤サビと比較し、サビがナイフの内部に侵食しないという特性があります。
黒サビ加工をすると赤サビの発生をおさえられるため、ブレードの腐食防止になり、オピネルナイフ自体の寿命も長くなります。
メンテナンス次第で長く使えるオピネルナイフ
今回は、お手軽にできるオピネルナイフのサビ取り方法と、黒サビ加工の方法をご紹介させていただきました!
オピネルナイフはとてもコスパが良く、メンテナンス次第で長く使える良いナイフです。
夏のキャンプで使ったオピネルナイフがサビてしまい、買い替えを考えていた方も、ぜひ一度メンテナンスに挑戦してみてください!