子どもが生まれてから約3年。家族で行くキャンプも楽しいし、仕事が忙しいのはありがたいことですなのが、平日も休日もあわただしく、あっという間に過ぎ、気付けば自分のことは後回しになってしまいがちな毎日を送っています。
独身時代、仲間たちと楽しんでいた山登りも「子どもが小さいうちは一緒に行けないから、当分行くのは無理だなぁ」と、なんとなく諦めていました。
諦めつつも「一人でアウトドアしたい」という思いは少しずつ蓄積していたようで、今回思い切って休みを取り、一人でアウトドアを楽しんできました。
一人で山登りとカヌーをやってみて感じたのは、普段子どもと一緒にいると「危なくないかな」とか「そろそろオムツを替えなくちゃ」と、何をするにも“子どもが中心の思考”になっていたということです。
もちろんそれも決して悪いことではないと思いますが、久しぶりに自分自身に目を向けているという実感がとても新鮮でした。
「私こんなに体力落ちてるんだ」とか「カヌーほぼ初めてだけど、コツをつかんだら意外と出来るじゃん」とか、以前は当たり前にやっていた“自分と向き合うこと”が出来て、見失いがちになっていた自分自身を再認識し、少しだけ自己肯定感もあがった気がしました。
芸大を卒業後、広告業界を経て独立。2018年、自身の体験を元に描いた『アプリ婚 お見合いアプリで出会って1年で婚約→結婚しました』(小学館)発売。旅と工作が大好きな新米キャンパーです。