キャンプに持っていけば、役立つのが革手袋です。革手袋は耐熱性が高いので、焚き火に薪をくべたり、スキレットやダッチオーブンを使って焚き火料理をしたりする際に、火傷から肌を守ってくれます。また革はタフな素材なので、薪割りをするときにも、木のささくれが指に刺さることがありません。
そんな革手袋。なんと、ワークマンでは500円以下で購入できるのです!商品名は「フィールドグローブ」。今回はこのフィールドグローブの魅力とともに、キャンプで便利に使用できるか検証してみた結果をお伝えしたいと思います。
フィールドグローブの特徴
1.素材は牛の床革(とこがわ)
床革とは、革の表面を取り除いた、内側の層の部分の革のことです。ざらざらとしており、毛羽立ちやすいので、その毛羽立ちをヤスリで整えることにより、スウェードになります。スウェードは革靴や鞄などの素材でおなじみですよね。
床革は本来、水に弱く、汚れやすい素材ですが、フィールドグローブの床革は、オイル加工を施すことにより、水や汚れに対する耐久性をアップしています。水や汚れを気にせずにガンガン使用ができます。
2.着用して細かい動きができる
革が厚すぎる革手袋は、指が動かしにくいのですが、フィールドグローブは適度な厚みなので、着用したまま、細かい動きができます。オイル加工のおかげで、革にはパサつきが無く、しっとりとした質感で柔らかく、指の動きを妨げません。テントやタープの設営、薪割りなど、キャンプでの軽作業にも向いている革手袋です。
3.中綿付きで着用感が良い
フィールドグローブの内側は綿素材です。着用した感じは、ごわつきが無く、サラッとしています。長時間着用しても不快感がありません。手首部分には伸縮性のあるしぼりがあり、フィット感は抜群です。
4.耐久性に配慮している
最も負荷のかかる親指の周りには、補強処理が施されており、ここでも耐久性に配慮して作られていることが見て取れます。
革をつなぎ合わせている部分の縫い目は、全て手袋の内側にあるので、縫い糸が切れることによる破損のリスクを軽減しています。
実際にキャンプで使用してみました
テントのペグ打ちや薪割り
フィールドグローブを着用することにより、グリップ力が向上し、ペグ打ちに使用するハンマーが握りやすくなりました。
片手でペグを押さえて、もう一方の手でハンマーを打つ場合、誤って手にハンマーを当ててしまうことがありますが、フィールドグローブには適度な厚みがあるので、ある程度はケガの防止にも役立ちそうです。
薪割りに使用する手斧も握りやすいです。
軍手を着用して、薪割りをした場合、木のささくれが指先に刺さってしまうことがあります。フィールドグローブならば、厚みがあり、頑丈なので、しっかりと木のささくれから、手を保護することができます。
焚き火での料理
焚き火でマシュマロや串焼きなどを焼く場合、火に手を近づけると非常に熱く、火傷する恐れがあります。火の粉が手に飛んできて火傷することも考えられます。
しかし、フィールドグローブを着用していれば、熱さや火の粉から手を守ってくれます。
耐熱性が高いので、火のついた薪を直接つかんで位置を変えることもできます。
実際に、半分炭になった薪を、フィールドグローブを着用して、つかんでみました。3秒ほどは全く熱さを感じることがありませんでした。5秒ほどで手のひらに熱さを感じたので、薪を手から放しました。
焚き火で温められたスキレットも持ってみましたが、全く熱さを感じませんでした。
フィールドグローブは、数秒程度ならば熱さに耐えられる、十分な耐熱性があることがわかりました。焚き火での調理には大活躍しそうです!
もちろん、今回はあくまでも筆者の検証によるものですので、環境や状況によってどれだけの熱さに耐えられるかは変わってくるでしょう。火のついた薪や炭、熱を持ったスキレットなどをつかむ場合、長時間持っていると火傷をする恐れがありますので、熱いものを持つ際には十分にご注意くださいね。
さいごに
ワークマンのフィールドグローブは使い勝手が非常に良い革手袋です。耐久性と耐熱性が高いので、キャンプに持っていくだけで、テント設営や焚き火など、様々な作業を安心して行なうことができますよ。コスパが良く、子供用のジュニアサイズも販売されているので、家族全員分そろえるのもおすすめです!ぜひワークマンのお店でチェックしてみてくださいね。
ワークマン フィールドグローブ
素材:牛床革
サイズ:フリー/S/SS(ジュニアサイズ)
価格:499円(ジュニアサイズは399円)