登山のキャンプスタイル
山岳・アウトドアライターの高橋庄太郎さん。多い年は軽く年間100泊以上もテントで過ごすという高橋さんのキャンプスタイルとは?
「今回は北八ヶ岳の双子池に行き、僕のキャンプスタイルをお見せしようと思っております」
「最初に僕が履いている靴はKEENの『リッジフレックス』という新しいやつなんですけど、テント泊装備は重いので足首のサポートがあったほうが捻挫がしにくい。最近のお気に入りです」
「トレッキングポールは、グリップウェルを使っています。荷物が重いと体が振られることが多いんですけど、こいつを左右で突くことによってバランスがとりやすくなるんですね。テント泊のときはトレッキングポールを使うようにしています」
「バックパックはミステリーランチの『スタイン』というモデルで、62Lかな。バックパックは大は小を兼ねるところがあって、余ればストラップを絞れば背中にきっちり荷物の重さがのせられるので、迷ったら少し大きめを買っておいてもいいかもしれないですよ」
双子池に到着!
「雄池は、実は飲めるぐらい水がきれいで水場としても使われています。日本一きれいなキャンプ場の池です。山小屋でもテント場でも、ここの水を消毒して提供しているんですね。
今回は雌池のほうにテントを張ります。森の中にポンポンとテントが張れる場所が点在しているんですよ。自分の好みの場所を探していく。そういうおもしろさがあるんですね」
「今回はNEMOのアトム1Pを持ってきました。ダブルウォールのテントで自立式です。けっこう厚くて丈夫な生地を使っていて、それでいて1.28kgっていうのがすごいですよね」
「これが今日の我が家。必要十分なサイズだと思います」
「最近僕が気に入っているマットは、サーマレストの『ネオエアベンチャー』というやつです。普通のキャンプより山を歩いてからのキャンプだと疲れてますからね。これぐらい分厚い弾力性のあるマットでゆっくり休むというのが翌日に疲れを残さないので」
「スリーピングバッグは、シートゥーサミットの『トラベラーTR1』というやつです。ひとつの寝袋で寒いときから暑いときまで応用度が高いんですね。なので、僕はこの完全に最後まで開けるやつを最近多用しています」
登山キャンプの楽しみ方
「荷物が重くて尻込みする人が多いと思うんですけど、場所を選んで短時間だけ荷物を運んで静かな場所にテントを張り、山を歩きに行くってそういうこともできるんですね。その筆頭格の場所が双子池なんじゃないかと思っています」
動画ではおすすめのキャンプ場を紹介しています
動画では、高橋さんがおすすめする初心者でも行けるテント泊登山を紹介してくださっています。お見逃しなく!