手ぶらで楽しむ「東京裏山ベース流ソト遊び」
東京裏山ベースのサービスは、カフェや情報提供のほかにも、複数にわたる。
まずは、手軽にMTBやトレランが楽しめる、「レンタル&荷物預かり」サービス。MTBや自転車用ライトにヘルメット、トレラン用バックパック、ハンモックなどなど、各種レンタルギアが揃えられていて、手ぶらでも体験できるようになっている。
鍵付きロッカー付の荷物預かりスペースもあるので、着替えなどを携帯する心配もいらないのがうれしい。
また、プレーヤーがもし、忘れ物をしても大丈夫。併設したショップコーナーには、MTBグローブやアウトドア向け防水ソックス、エナジーフードやサプリなど、小物類が充実していて、かゆいところに手が届くラインアップになっている。
中には、「通せるクージー」という、ライフスタイルブランド「Objectiboo(オブジェクティブー)」とのコラボで開発した東京裏山ベースオリジナル商品も。最近、大人気のクージーだが、この商品は画期的で、500缶やペットボトルを入れたまま指を通せるように工夫されているのだ。BBQでは、カラトリーと一緒に持つことができ便利だし、さまざまなアウトドアシーンでも大活躍間違いなしだろう。
檜原村のヒノキをプリントしたというデザインもオシャレで、タウンユースにもハマる。
さらに、もうひとつ気になったのが、「善意のチューブ」。
これは商品ではなく、パンクしたライダーのためのもので、「パンクやバーストで困っている人がいたら助けてあげて」と、ライダーが寄付していったチューブを提供するシステムである。
利用は無料だが、そのお礼として、利用者はまた東京裏山ベースを訪れたときに、チューブを寄付する。そうそう自転車屋もない山道でのパンク…、考えただけでもシンドい気持ちになるので、これもとてもありがたい。
サイクルチューブを通してつながる、ライダーたちの温かな思いも感じられて、なんとも素晴らしいアイデアである。