秋深まる中、釣りのハイシーズンに突入し、メタルジグ(金属製疑似餌)を使った釣果が全国各地で報告されています。
しかし、ハイシーズンと言えども、メタルジグのみならず、ルアーへの反応が乏しい日も……。
そんなときに、ぜひ試してもらいたいのが、「ブレード」と呼ばれる釣り具。
初心者の方でも、簡単に使うことができるアイテムです。
今回はブレードの使い方から釣れるシチュエーションまで、実釣を交えて、ご紹介します。
釣果があがる!?ブレードチューンとは?
ブレードとは金属で作られた、植物の葉っぱのような形をした釣り具です。
水中で引いてくると、水圧を受け、金属がくるくると回転し、光が乱反射します。
この明滅が、小魚が逃げまどうときの光の反射と似ており、フィッシュイーター(小魚を捕食している魚)が反応して、ブレードに食いついてきます。
このブレードを、メタルジグの後ろに取り付けて使うことをブレードチューンと言います。
メタルジグだけでは魚の反応が得られないときに、アピール度を強めたり、変化をつけたりすることで、魚の捕食本能を刺激し、ルアーに食いつかせることができるアイテムです。
ブレードの装着は簡単
ブレードの装着はとても簡単で、メタルジグの後ろについているアイ(針を取り付けるための輪っか部分)に、ブレードに付属しているスプリットリングと呼ばれる接続金具を装着するだけです。
初心者の方でもすぐにセッティングできます。
ブレードの種類
ブレードには縦長のものや円形に近いものといった形の違いや、大きさの違いがあるものなど、様々な種類があります。
また、ブレードに針がセットになっているものもあります。
これは、魚がブレードに食いついてきても、掛けることができるようにするためです。
釣具屋さんに行くと、ブレード単体で売っていることがありますが、始めは接続金具や針がセットになったものを購入することをオススメします。
使い方に慣れたら、好みでブレードや針の大きさを変えると良いでしょう。
使い方は簡単
メタルジグのブレードチューンの使い方はとても簡単です。
メタルジグをキャスト後、ただ巻くだけでOK!
あとは上層から中層、底付近と引いてくる層を変えながら魚の反応を探っていきます。
ブレードがハマるシチュエーション
ブレードの使いどきは、魚の気配は感じるのに、ルアーへの反応が乏しいときや、周りは釣れているのに、自分だけ釣れないときなどです。
このようなシチュエーションでは、ブレード付きルアーに変えただけで、魚の反応が大きく変わることがよくあります。
ブレードチューンでハマチがヒット!
先日の釣りで、まさしくブレードチューンがハマったときがありました。
その日は朝から、魚の気配は感じるけれど、プラグルアー、メタルジグを投げても、何の反応も得られませんでした。
時折、海面がざわついたり、ベイト(エサとなる小魚)が逃げまどうのを確認していたので、魚は確かにいるはずなのです。
そこで、メタルジグのブレードチューンを試そうと思い、投げた第一投目……。
ドンッとしたアタリが!
50センチオーバーのハマチがヒットし、青物特有のグイグイ竿が持って行かれるような引きを堪能したあと、釣りあげることができました。
そこから、もう1匹追加することができ、見事にブレードチューンがハマった展開になりました。
釣れないときほど試してほしい
ルアーフィッシングが不思議なのは、他のルアーはダメなのに、なぜか特定のルアーだけ釣れてしまうことがあるところです。
メタルジグのブレードチューンはその代表と言えます。
メタルジグやプラグなどのルアーを投げて、魚の反応が何も得られないときは、ぜひ、ブレードチューンを試してみてください。
本当に巻いているだけで釣れちゃいますよ!
最後に
初めての釣り場へ行くときは釣り禁止の看板がないかを確認しましょう。
釣りをする際はライフジャケットを必ず着用しましょう。
ルールやマナーを守り、誰にも迷惑のかからないよう行ないましょう。
Googleマップを頼りに未開拓の釣り場を求めて沿岸を練り歩き、自然の美しさと過酷さに魅了された冒険家気質な釣り人。