サステナブルな「もこふわ」続々! アウトドアブランドの機能性フリース6選
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    2022.01.15

    サステナブルな「もこふわ」続々! アウトドアブランドの機能性フリース6選

    フリース

    そもそも「フリース」って何?

    フリースとは、ポリエステルなどを起毛させた生地のこと。この生地を使ったウェアも「フリース」と呼ぶため、そこにはありとあらゆる(といってもいいほどの)製品が含まれる。薄手のフーディも、毛足が長く分厚いジャケットもフリースだ。
     
    フリースはもともと、シビアな雪山で保温性を確保するため、ウールに代わるものとして1970年代後半に誕生した。英語のFleeceには、「羊毛状のもの・長い毛で覆われた柔らかい織物」という意味がある。

    軽量・かさ高で空気を多く含み、濡れてもすぐに乾く現代のフリースは保温着の素材に最適で、瞬く間にアウトドア中間着の代名詞となった。登場から40年以上を経たいま素材は進化し、巨木が大きく枝を広げるようにバリエーションを拡大している。

    エコ素材の最前線

    はじめは機能優先だったものがファッションアイテムとしても当たり前になり、最近はサステナビリティに配慮した製品も増えてきた。

    アウトドアウェアに使われる素材のなかでも、フリースはもっとも早くから「エコ」と向き合ってきた。1990年代にはペットボトルを再生したフリースが登場している。

    最新のニュースは、マイクロファイバーの流出抑制や生分解性素材の登場だろう。繊維を毛羽立たせたフリースは洗濯時にどうしても毛抜けが発生するが、この流出を抑えたり、流出してしまっても自然に還る素材で環境への悪影響を減らす。

    機能からファッション、そしてサステナビリティまで。選択肢は無限とも思えるが、選ぶのは、じつは意外と簡単だ。

    フリースの選び方

    フリースの本来の役目は、寒いときに体を冷やさないこと。自分がどんな遊びをして、どの程度の保温性を求めるかが明確なら、必要なディテールは自ずと見えてくる。

    たとえば登山やトレイルランニング、バックカントリースキーのように冬でも汗をかくような遊びをするなら、分厚いウェアは邪魔になるだけだ。保温性よりも汗処理を優先した薄手のものが向いている。

    一方、まったりキャンプを楽しむなら、ある程度温かいものが欲しくなる。

    スペックを見て製品を思い浮かべられるようになるまでは、実際にウェアを手にとって選ぶことをおすすめする。

    フィールドでの経験が少ないなら想像力を働かせよう。今日の気温は何度Cか、いま着ているウェアで快適なのか、行き先のフィールドは何度Cくらいになるだろう。そんなふうに考えていけば、手にしたそのウェアで足りるかどうかをイメージできるのではないだろうか。

    多種多様、細分化が進行中!

    フリース

    ハイロフトの生地(左の2点)は長い毛が空気を多く含むので温かい。グリッド地(右から2番目)は通気性が高く、汗処理に長けているなど、生地ごとに得意分野がある。

     

    土や海に還る生分解性フリース

    ザ・ノース・フェイス/スウィートウォータープルオーバーバイオ 
    ¥24,200

    フリース

    ボア感のあるフリースは「プリマロフト・バイオ」。微生物などにより分解される性質をもち、土や海に還る。マイクロプラスチック問題に対する新しい提案だ。

    問い合わせ先:ゴールドウイン・カスタマーサービスセンター 0120-307-560

    ソフトで温かい「もこふわ」ハイロフト

    マウンテンハードウェア/ポーラテックハイロフトジャケット 
    ¥20,900

    フリース

    ベストセラーのモンキーマンジャケットが名称を変更。名前こそ変わったが柔らかな肌触りはそのまま。毛足の長い生地が空気をたっぷり捕まえて温かい。袖口やサイドの擦れやすい場所には摩擦に強い生地を当てている。

    フリース

    問い合わせ先:コロンビアスポーツウェアジャパン 0120-193-803

    ファッションも機能も優れた一着

    コロンビア/シアトルマウンテンジャケット 
    ¥16,500

     

    コロンビアのフリース

    街にも溶け込む襟なしのカーディガンタイプは毎年人気のモデル。リバーシブルで、防風性が高いストレッチポリエステル面(紺色)を表にすれば保温力が高まる。独自の撥水加工がちょっとした雨や汚れも防いでくれる。

    コロンビアのフリース

    リバーシブル仕様。裏面を表にした状態。

    フリース起毛部分のアップ

    問い合わせ先:コロンビアスポーツウェアジャパン 0120-193-803

    雪男柄が楽しいシアトル生まれのアウター

    KAVU/ウィンタースローシャツ 
    ¥13,200

    フリース

    野山をハイクするサスカッチ(北米の未確認生物)をデザインした、KAVUらしい楽しい一着。ゆったりしたシルエットで、ハンドウォーマーと袖口にはベルクロのアジャスターも付き、どちらかといえばアウター向けだ。

    フリース

    問い合わせ先:エイアンドエフ 03(3209)7575

    誰もが思い浮かべる定番デザイン

    エル・エル・ビーン/メンズ エル・エル・ビーン・セーター・フリース・プルオーバー、プリント
    ¥10,890

    フリース

    軽く、温かく、気負わずに着られるシンプルなプルオーバーは寒い季節の普段着にもぴったり。ハンドウォーマーは中で繋がっていて腹部の熱で凍えた手を温める。カラバリを豊富にそろえ、選択肢が多いのも魅力。

    フリース

    問い合わせ先:エル・エル・ビーン www.llbean.co.jp

    ゴア素材の採用で幅広い場面に適応

    モンベル/クリマエアリバーシブル ジャケット Men’s
    ¥17,820

    モンベルのフリース

    一方に毛足の長いフリース、もう一方にはゴアテックス製の素材を配したリバーシブル。完全防水ではないものの、適度な保温性に加えて高い防風性と防水性、透湿性を備え、寒風吹きすさぶ冬の一日にも頼りになる。

    モンベルのフリース

    リバーシブル仕様。裏面を表にした状態。

     

    フリース

    問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス 06(6536)5740

    海に抜けた毛を逃がさないための洗濯バッグ

    パタゴニア/グッピーフレンド・ウォッシング・バッグ 
    ¥4,070

    起毛素材で避けられないのが洗濯時の毛抜け。極めて目の細かい洗濯袋を使えば、流出は抑えられる。家庭でもできることはまだある。

    問い合わせ先:パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447

    ※構成/伊藤俊明 撮影/中村文隆

    (BE-PAL 2021年11月号より)

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