竹の撓りを利用して、なんとテント作りに挑戦することにした長野さん。竹の器や小物は何百個と作ってきたものの、ここまでの大物(雨樋は除く)は初挑戦! どんなオリジナルテントができ上がるのでしょうか。
竹加工の基本
繊維が真っすぐな竹は、上に鉈を当て、木の棒や木槌で叩くときれいに割れる。ただし、節から遠いほうから鉈を入れること。
細い竹を割り出したいときも、まずは2等分ずつに割っていくと左右均等に割れる。最初から細く割ろうとすると裂けやすい。
ポール作り
竹の先端に竹割り機を当て、木の枝などで叩いて刃を入れる。
刃が入ったら、足で竹を押さえながら刃を下に動かして割り進む。
堅くて進まない場合は、木などに端を当てて固定し、逆手で割る。
割ったら節を落とす。鉈で軽く2~3回叩けば落とせる。
竹の割り口に鉈の刃を斜めに当て、前方に押し、ささくれを削る。
竹の両端を斜めに削って杭状にし、土に差し込みやすくする。