つる編みの基本
芯材を21本用意し、図のように5本横に置いたら、縦に3、2、2、2、2、2、3本と分けて十字に置く(重なりは互い違いに)。
細めの編み材を中心で曲げて二重にし、ねじりながら芯材に巻いて編んでいく(もじり編み)。編みはじめはどこからでもよい。
もじり編みで5周ほど編んだら、編み材の1本をカットし、残り1本にする。芯材も1本の端の根元のところでカットする。
そのまま、今度は1本の編み材を使い、上下交互に芯材1本ずつに通しながら編んでいく。このとき、芯材を徐々に広げていく。
入れる予定の皿の大きさに合わせて底を編み上げたら、芯材を立ち上げる。ラジオペンチで潰しながら立ち上げると折れにくい。
底と同様、側面も上、下と交互に編み材を通して編んでいく。途中で編み材が終わったら、図のように新たに差し込んで編んでいく。
予定の高さまできたら、編み材は下側の編み目に差し込んで終わらせ、芯材を図のように隣の芯材に掛けていく。
残った芯材は、ふたつ先の隣の芯材から図のように差して締め込む。固いときは、目打ちで隙間を作りながら行なうと楽。
最後に結束用の細いつるで縁を縫うようにかがると、より頑丈になる。1本を真ん中まで入れて左右に縫い進めると作業がしやすい。
次回、後編で完成までのプロセスを紹介します!
教えてくれた人
長野修平さん
ネイチャークラフト作家であり、焚き火料理の達人。