アウトドアショップ・オーナーズinterview『東京裏山ベース』代表・神野 賢二さん
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    2016.09.19

    アウトドアショップ・オーナーズinterview『東京裏山ベース』代表・神野 賢二さん

    武蔵五日市の人と自然。その魅力を、もっと多くの人へ

    ——神野オーナーが、MTBにハマった理由を教えてください。

     最初は…、なんだったんでしょうね(笑)。うろ覚えですが、小さいころに読んだ少年誌からだったと思います。確か、MTB特集みたいのがあって、自分もやってみたいと。
    それで、おこづかいを貯めて、足りない分は両親に頼み込んで買ってもらったのが中学生時代。地元は四国の田舎ですから、それこそ毎日走りまわっていましたね。
    やがて、近所のサイクルショップの人とも知り合って、草レースなどもよく連れて行ってもらうようになり、どっぷりハマっていきました。
    その魅力を一言で伝えるのは難しいですが…、MTBがあればどこへでもいけるという感覚があるんですよ。それが、少年時代から今もずっと続いています。
    あと、MTBツアーを企画して度々感じることなのですが、人と人、人と地域をつなぐコミュニケーションツールになるところも魅力ですね。

    武蔵五日市駅前に「外遊び系・シェアスペース」をオープンした、現役MTBライダー

    ——最後に、今後の展望をお願いします

     ビジターからプレーヤーまで、五日市でアウトドアを楽しむ人が、「とりあえず寄っていこうか?」と感じてもらえるお店にしていきたいですね。また一方で、公共性の高いスペースにしていくというのも、私のミッションです。
    現在もカフェでは地元アーティストの茶器や特産品を使ったメニューや提供し、ショップコーナーでは、私も含め地元有志のグループで製作している、檜原村のヒノキを活用したオリジナル製品も取り扱っています。
    地元の生産者や住民、そして五日市を訪れる人々。誰もが垣根なく交流でき、みんなで新しい地域のあり方や環境を創っていける場所、そこを当店が担えればと考えています。

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    『東京裏山ベース』オーナー・神野 賢二さん

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    1978年生まれ、檜原村在住。
    東京裏山ベースのオーナーほか、MTBライダー、社会学研究者、JBP(JINKEN Bicycle Products)代表など、複数の顔を持つマルチプレーヤー。自身のライフワークであるMTBを通して、武蔵五日市〜檜原村の魅力や地域課題を知り、「外遊び系シェアスペース」を構想。2016年4月に東京裏山ベースを立ち上げた。アウトドアをテーマにしながらも、地域と人とをつなぐそのサービス形態は、地域活性モデルとしても多くの期待を集めている。

    構成/坂本 嶺

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