焚き火の作法を教えます
アウトドアライフアドバイザーとして活動する焚き火の達人・寒川一さん。とくに北欧のアウトドアカルチャーに詳しく、焚き火カフェやバックカントリーツアー、防災キャンプなどのイベントを通してアウトドアの魅力を広める活動をしています。
森風美さんは、年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しています。
今回、おふたりが教えてくださるのは「焚き火の作法」です。
焚き火の場所選び
寒川さんが使っている焚き火台は「TAKIBISM REAL FIRESTAND JIKABI」です。
「地面から数センチしか離れていないので、必ず焚き火シート(防燃シート)を使って下さい。直火だと、非常に足元があったかいですよね。足元が暖かいというのは、とくに冬場はありがたいです。
グローブはふたつ使っていて、ひとつはナイフ研ぐときとか焚き付を集めるときに使う用。指が動かしやすくて、細かい作業も可能なものです。もうひとつの焚き火用は、皮が厚手のタイプ。実際に火がつきはじめたら、そちらのグローブを使います」
続いて、気になるのは、焚き火をする場所です。
「大前提ですけども、そこが焚き火ができる場所かどうかを確認すること。キャンプ場でも焚き火ができるかは確認が必要です。次に気を配らないといけないのは、地面のコンディション。延焼を防ぐために葉っぱをどかしていただきたい。落ち葉がふかふかのところで焚き火を行なうのは、非常に危ないです。そのうえで今度は、フラットな場所かどうかも確認を。水平であるかも大切ですよね。あとは頭上に木がないのことも重要。2m以上は離してほしいです。風上、風下に気をつけて、周りを見渡し、安全な場所で行ないましょう」
焚き付を集める
焚き付に使うものは、焚き火をする場所で調達することができます。
「焚き付として杉葉は、火口の次に頼りになります。細かいものから、徐々に火を移していきます。倒木の杉から、皮をいただいてきましたが、それでも火口は作れます」
「繊維ですね。それを手の中で揉み込んでいきます。ただそれだけです!
火をおこすためには3つの条件があって。燃料、火花、そして酸素です。この3つがうまく絡み合って、炎ができる。ひとつでも欠けると、炎ができないんですね」
火をつける
「杉葉を焚き火台に収まるように置きます。そのうえに杉の皮を丸めたものをのせます。着火はそのセンターに行ないます。あとは、小枝を周りに置きます。杉葉が燃えて、小枝に引火していくというイメージですね。ストライカーでつけるときは、45度の角度で行なうといいですよ。最初のうちは触らない。しばらく彼らが熱を伝えていくのを見守ります」
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寒川さんによる焚き火の作法を詳しく知りたい方は、BE-PAL公式チャンネルで動画をご覧ください!