折りたたみのこぎりといえば、剪定用などの片刃のものがほとんどだが(というか、それ以外に見たことがない)、ここに両刃の折りたたみのこぎりが登場した。一方は、刃が大まかで角度が浅い「茨目(いばらめ)」で、木を縦に(繊維に沿って)切るときや生木を切るときに適している。もう一方は、刃が細かくて角度が鋭い「江戸目(横目)」で、木を横に(繊維を垂直に)切るときや乾燥した堅い木を切るときに適している。刃の長さは11.5cmで、おりたたむと全長が13.5cmに収まる。このコンパクトさがありがたいが、さらに注目したいのが重量だ。わずか110gしかない。ハンドルが薄いステンレスと天然木で構成されていることによって、よくあるゴム製ハンドルの折りたたみのこぎりよりも軽くできている。両刃で折りたためて軽い。ライバルのいない注目作だ。
作っているのは、大阪市の「コニファーコーン」。大正8年(1919年)創業の金属加工会社「田中文金属」が2016年に立ち上げたブランドだ。創業当時から十能(灰や炭を運ぶスコップ)を作っていたというから火の道具はお手のものだ。
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6,600円
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