キャンプの朝ごはんは、わざわざ炭をおこすのが面倒で菓子パンやカップスープですませる方も多いのではないでしょうか。自然の中で食べればいつもより美味しく感じますが、せっかくならアウトドアならではのご飯を堪能したいですよね。
そこでおすすめなのが、牛乳パックを使って作るキャンプ飯「カートンドック」です。
この記事ではその魅力や基本のレシピなどをお伝えします!
カートンドックとは?
カートンドックとは、炭やコンロを使わずに、牛乳パックを燃やして作るホットドックのことです。
ウィンナーや野菜などの具材を挟んだコッペパンを牛乳パックに入れ、後は牛乳パックごと燃やすだけで完成します。料理が苦手な方や子どもでも作ることができる簡単キャンプ飯です。
本来ゴミになる牛乳パックが燃料になる、というのも嬉しいポイントです。
牛乳パックで作るカートンドックの基本レシピ
まずは基本のカートンドックの作り方を確認しましょう。
用意するもの
・牛乳パック 人数分
・アルミホイル 適量
・軍手
・ライター
【材料】(3人分)
・コッペパン 3つ
・ソーセージ 長いタイプなら3本、短いタイプなら6本
・スライスチーズ 3枚
・カット野菜 適量
・ケチャップ 適量
作り方
1.コッペパンに切り込みを入れて、カット野菜を挟みます。
2.その上にチーズとソーセージをのせます。
3.アルミホイルでホットドックを二重に巻きます。
4.牛乳パックの中にホットドックを入れます。
5.バーベキューコンロなどの上に寝かせて置き、牛乳パックに火をつけます。
6.牛乳パックが燃え尽きたらアルミホイルを開き、ケチャップをかけて完成です。
ポイント
1.アルミホイルはゆるめに二重にしましょう。二重にすることで焦げにくく、蒸し焼き状態になってふっくら仕上がります。
2.牛乳パックはしっかりと乾かしたものを使いましょう。湿気っているとうまく火がつきません。
3.牛乳パックの中に、ぎゅうぎゅうに詰め込まないようにしましょう。酸素が不足して途中で火が消えてしまいます。もし途中で火が消えた場合は再度着火し、牛乳パックを最後まで燃やし尽くしてください。
カートンドックの3つの魅力
特に寒い朝は、できたての朝食がより美味しく感じられます。カートンドックは味はもちろん、さまざまな魅力があるので具体的に紹介します。
簡単に作れる
カートンドックの魅力は、なんといってもその手軽さにあります。炭やガスを使う必要がないので、準備はもちろん片付けまでとっても楽ちんなんです。
袋入りのカット野菜を入れれば、簡単にボリュームアップできます。
包丁を使わないお手軽レシピなので、小さいお子さんと一緒に作ってみてください。
アレンジがしやすい
お好みのソースをかけたりトッピングを乗せたりしてアレンジを楽しめるのも面白さです。夕飯の残りのお肉や焼きそばを挟んでもOK!
味変しやすいので飽きることなく美味しく食べられますよ。
作る工程が面白い
牛乳パックを燃やして作る、という一風変わった調理方法に子どもの目は釘付けになるはずです。
火をつけたら子どもに見守りを頼んでパパとママは側で片付け、と役割分担をすれば子どもに達成感を感じさせたり協調性を育んだりもできますね。
ただ火傷をする危険性もあるので、大人が目を離さないようにそっと見守ってください。
カートンドックの絶品アレンジレシピ
カートンドックのアレンジレシピを2つ紹介します。
サルサカートンドッグ
サルサソースは10分程度置くことで味が馴染むので、ソースを先に作ってからカートンドックを作っていきます。
【材料】(3個分)
・基本のカートンドックの材料 3個分
・トマト 1個
・玉ねぎ 1/6個
・ケチャップ 大さじ3
・レモン汁 小さじ1
・タバスコ お好みで
・塩こしょう 少々
・パセリ 小さじ1/3
【作り方】
1.ミニトマトと玉ねぎを角切りにし、ボウルに入れます。
2.ケチャップ、レモン汁、タバスコを加えよく混ぜます。
3.塩こしょうで味を調えます。
4.基本のカートンドックを作ります。
5.仕上げにサルサソースをかけたら完成です。
カレーマヨカートンドック
野菜たっぷりがおすすめです。スパイシーなソースが食欲を刺激します。
【材料】(3個分)
・基本のカートンドックの材料 3個分
・マヨネーズ 大さじ3
・カレー粉 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・塩こしょう 少々
【作り方】
1.基本のカートンドックを作ります。
2.小さいボウルにマヨネーズ、カレー粉、砂糖を入れてよく混ぜます。
3.塩こしょうで味を調えます。
4.ラップにカレーマヨソースを入れて巾着状にします。
5.爪楊枝で穴を開けて、ラップを絞ってカートンドックにかけたら完成です。
カートンドックはファミリーキャンプにおすすめ!
カートンドッグは火をおこす必要がないため、朝ごはんはもちろんキャンプ場に着いてすぐに食べるおやつにもおすすめ!
子どもと協力して作れるのも魅力のひとつです。
この記事で紹介したアレンジレシピも参考にして、トッピングやソースを変えながら自分好みのカートンドックを作ってみてはいかがでしょうか。