愛用の旅テントをレビュー!
全天候型アウトドアライターのホーボージュンさんが紹介してくれるのは「旅テント」です。世界中を旅しているホーボージュンさんが実際に使っているテントの魅力を語ってくださいます!
「どんなところでも旅ができる究極の旅人仕様とは、なんだろうっていうことで、今日は厳しく見ていきたいと思います。
まず僕が考える旅テントの3つの条件というのがあります。
ひとつめは、自立すること。ペグを打ったり、何かに縛り付けなくても、テントが立つことが第一条件です。その理由は、旅先で寝る場所がいつでもフラットでピースフルとは限らないからです。僕は砂浜、コンクリート、体育館、村の集会場などで張らしてもらったこともあるので、そういうところでも自立式なら問題ありません。
ふたつめは、ドーム型のテントであること。地球上で最も頑丈なのが球体と言われていて、それを半分にしたのがドーム型。悪天候でも強く頼もしいです。
みっつめは、ダブルウォール構造。テント本体とは別にフライシートがついている二重構造も条件になります。雨の日も結露しませんし、あったかいんですよ。前室も作れるから、そこに濡れた靴やレインを置けます。雨の日はここで煮炊きもできますよ。放浪旅には、前室が広いことも条件になるかと思います。この3つの条件を満たしたテントを紹介します」
ニーモ/タニ1P
「これはめちゃくちゃ軽いんですよ。ダブルウォール構造なのに、重さが約1kgしかない。その秘密は、手が透けるほど薄い15デニールの生地。開口部がめちゃくちゃ広いのも気に入っています。景色いいところに行ったら、フルオープンにして楽しみたいですよね」
モンベル/ステラリッジ
「めちゃくちゃ売れているモデルです。登山のときはだいたいこれを使っています。先日立山の雷鳥沢でみなさんがどんなテントを使っているのか調査してきたんですが、6割の人がこのステラリッジのシリーズを使っていました。いちばんの特徴は、丈夫なこと。非常に軽いのに、上から押しつぶしても大丈夫な強さがあります。こちらは入り口が狭くなっていますが、これによってメッシュ部分が小さくできて、軽くすることができるんです。登山をするときには1gでも軽い方がいいのでね。あとは狭い場所でも出入りがしやすくなります。色も4色あって、選べるのもいいですよね。僕は白にしています」
テンマクデザイン/ホーボーネスト2
「これは僕が作ったテントで、2人用です。もう体力もほとんど残っていない状況でテント場にたどり着いたときに一刻も早くテントをたてたいと思うことが多くて、それを叶えたものを作りました。いちばんの特徴はテントとフライシートが一体式なこと。最初から連結されていて、ポールスリーブにフレームを入れるだけなので、3分でたてられるんです。入り口が前と後ろについているから、2人で寝てもマイスペースが両サイドにできます。中はフルメッシュなので、海っぺりでテント泊をしても涼しいですよ。フライシートは地面ギリギリまで覆うようになっているので、土砂降りでも全然平気です」
さらに詳しいテントレビューは動画で!
ホーボージュンさんによる実体験をもとにしたテンとのリアルレビューは動画でも見られます。さらに詳しく説明しているので、ぜひチェックしてくださいね。