太郎丸嶽、次郎丸嶽(たろうまるだけ、じろうまるだけ)ってどんな山?
熊本県上天草に位置する山で、山に近づくにつれ岩峰がそびえ立ち、低山だが厳しそうに見える山だ。登山口駐車場に太郎丸、次郎丸物語のいわれが記してある。
背の低い次郎丸が、松島の島々に沈む夕日を見えないと知り、兄の太郎丸が入れ替わろうとしたら頂上が崩れ、弟の次郎丸は夕日が見ることができるようになり大喜びしたという話だ。兄弟愛になんだかほっこりした気分になりつつ、いざ登山へ出発しよう。
分岐より岩場がだんだんと出てくる。まるでアスレチックみたい!
シダの繁った道を進むと岩場へと変わっていく。足場はしっかりしているので、岩場を楽しみながら慎重に登っていこう。振り返ると次に目指す、三角の形をした次郎丸嶽も姿を現す。登るにつれ、海も見え景色がよくなるのでテンションが上がる。途中、展望の良い箇所があり、ずっと景色を見ていたくなるはずだ。
兄、太郎丸嶽山頂から絶景を楽しんだら、次は、弟、次郎丸嶽へ行こう
山頂は岩の上だがあまり広くはないので、ここでは展望を楽しんだら分岐へ戻り、次は次郎丸嶽を目指そう。登った岩場の下りはより慎重に降りよう。分岐へ戻ったら、次は次郎丸嶽への登りがはじまる。すぐ、また岩場の始まりだ。狭い箇所、ロープ設置場所もあるから慎重に登っていこう。
大きな岩を登り、祠が出てきたら山頂はもうそこ
太郎丸嶽と同じように岩場を登っていく。そして、大きな岩場が現れる。2本のロープが垂らしてあり、補助に使いながら登って行こう。登った岩の上から見る景色は松島方面の海が広がり、振り返るとさっき立った太郎丸嶽も見える。しばらく眺めて、もう少し進むと、祠が出てきて山頂はもうすぐだ。
大きな岩の上が次郎丸嶽。手前からの景色も圧巻だ
山頂手前の祠のすぐ横に亀次郎岩と名がついた岩がある。こちらへ立ち寄って山頂を眺めると、岩の姿が素晴らしい景色が望める。すっぱりと切れた岩だから、足元はくれぐれもご注意を。山頂に着くと、もちろんこちらからの景色も素晴らしい。兄弟愛の話をここで思い出し、絶景が見れたことに嬉しくなる。山頂は広くはないので譲り合って安全第一で楽しもう。展望と岩場をお腹いっぱい楽しんだら、岩場の下りに注意して往路を戻ろう。今回もお疲れ様でした!
プラスで楽しむ!
mio camino AMAKUSA(ミオ・カミーノ天草)
天草の旬な情報、グルメ、お土産などが全部楽しめる複合施設。山だけでなく、海、サイクリング、イルカウォッチング、五橋クルーズや、室内でボルダリングを楽しめたり、肉、魚介類などの天草の食材のバーベキューを食べることもできる。
住所:熊本県上天草市松島町合津6215番17
電話:0969-33-9500
時間:9:00~17:30(12月〜3月第1・2水曜休み)
アクセス情報
公共交通機関
産交バスあまくさ号 「熊本駅前」から「今泉三差路」下車 徒歩約10分
マイカー
九州自動車道松橋インターチェンジ、国道266号線で天草方面へ。天草五橋を渡り、松島有料道路に入らず国道を進み、登山口駐車場へ(約20台)。松橋インターチェンジから約75分
登山ウェアや持ち物について
低山であり、年中登れる山としておすすめ。冬は立ち止まると冷えるから防寒対策を万全に。お湯などを持っていき、お昼には温かいものを食べることをオススメする。登山口付近にトイレあり。低山だが岩場が続くので、一歩一歩慎重に登ろう。登山用の手袋も忘れずに。
太郎丸嶽、次郎丸嶽データ
山頂所在地:熊本県
山域:上天草
標高:次郎丸嶽397m 太郎丸嶽281m
今回のコース
コースの距離:約5.3キロ
コース:今泉登山口(60分)→太郎分かれ(30分)→太郎丸嶽(20分)→太郎分かれ(40分)→次郎丸嶽(30分)→太郎分かれ(45分)→今泉登山口 (合計3時間45分、休憩なし)
<問い合わせ>
上天草観光おもてなし課 TEL 0964-26-5512
産交バス 本渡バスセンター TEL0969-22-5234
※地域の新型コロナウイルス状況を必ずご確認ください。