食べ終えるまで熱々!冬キャンプのコロナ対策は”トッペギ”で完璧
鍋のぐつぐつと煮える音や立ちあがる湯気。寒い季節のキャンプはやっぱりお鍋がいちばんですね。コロナ禍のキャンプでも安心して鍋を楽しむ調理ギアとしておすすめなのが”トッペギ”。ソロキャンはもちろん、仲間とのキャンプでも、この冬は各自でひとり鍋スタイルを楽しんでみませんか?
トッペギ(トゥッペギ)ってナニ?
トッペギは、韓国の土鍋です。韓国料理店でチゲを頼むと出てくるあの黒い鍋を韓国語でトッペギといいます。トッペギは、耐熱性に優れていて、蓄熱性もあるので寒い時期のキャンプでも料理を最後まで熱々の状態で味わうことができます。さらに衝撃性に強い点もアウトドアにおすすめの理由です。
【スンドゥブ春雨のレシピ】
【材料】1人分
- 春雨(小分けになった春雨が便利です) 30g
- おぼろ豆腐(なければ絹豆腐) 1丁
- 玉ねぎ 小1/2個
- 長ネギ 1/2本
- 青菜(小松菜、ほうれん草など)適量
- きのこ類(しめじ、えのきなど)適量
- キムチ(ベジタリアンやヴィーガンの人は原材料の確認を) 適量
- しょうが 1片
- ニンニク 2片
- 好みのだしの素 適宜
- ごま油 大さじ1程度
- 味噌(合わせみそ) 大さじ1
- 粉唐辛子(粗びきの唐辛子など) 大さじ1
- 水 200ml
<下準備>
・春雨はぬるま湯につけて戻しておきます。
・野菜類は、トッペギの大きさに収まる量で食べやすくカットします。玉ねぎは繊維に沿って薄くスライス、しょうが、ニンニクはみじん切りとすりおろしを用意します。きのこは石づきのあるものは取り除いてほぐします。キムチはそのままでもOKですが、ざく切りにすると食べやすく味なじみもよくなります。
・おぼろ豆腐はスプーンなどですくっていれます。おぼろ豆腐がなければ絹豆腐でもかまいませんが、手に入るなら、ぜひおぼろ豆腐で作ってください。スンドゥブ春雨は、おぼろ豆腐のとろけるような食感を味わう料理です。
<作り方>
(1)トッペギにごま油を入れ、しょうがとニンニクのみじん切りを加えて、弱火で香りが出るまで炒めます。
(2)香りが立ってきたら、玉ねぎをさっと炒め、長ネギ、きのこを順に加えて炒めます。
(3)(2)にキムチ、青菜を入れ軽く炒めたら、スープ(水+スープの素)を注ぎます。
(4)沸騰してきたら、ニンニクのすりおろし、しょうがのすりおろし、粉唐辛子、味噌を加えて味を調え、豆腐と春雨を入れます。ひと煮立ちさせます。
トッペギについて
トッペギは、インターネットで手軽に購入することができます。サイズもいくつかあるので、好みの大きさを選べます。ちなみにここで使用しているトッペギは4号サイズ(直径14cm)のものです。
トッペギが手元に届いたら
使い始める前に「目止め」をします。
「目止め」とは、大鍋に米のとぎ汁などでんぷん質を含む水とトッペギを入れて中火にかけて煮ること。沸騰したら火を弱め3分ほど煮たら、火を止めてそのまま自然に冷まします。
この「目止め」をすることで、トッペギの表面に開いている無数の小さな孔がでんぷん質でふさがり、割れにくくなります。
トッペギを長く愛用するために知っておきたい4つの注意点
- トッペギの火加減は弱火から中火で。強火にはしない。
- 空焚きしない。
- 急激に冷やさない。
- トッペギの表面は小さな孔でおおわれています。長時間、水に浸け置きはNG。洗剤は極力使わずに洗います。
スッカラもおすすめ!
トッペギとセットで揃えたいのが韓国スプーン(スッカラ)。細長い柄に平たい形をしたスプーンは、とくに汁物の料理をしたときにとても食べやすく、使い勝手もよく重宝します。トッペギとこのスプーンがあるだけで一気に韓国気分が味わえるのもおすすめポイント。すでに家でもトッペギが人気です。この冬はトッペギが大活躍してくれそうです。