房総半島の里山で発見!サイクリングや親子ハイキングで立ち寄りたいカフェ基地『Heguri Hub』
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 日本の旅

    2021.12.16

    房総半島の里山で発見!サイクリングや親子ハイキングで立ち寄りたいカフェ基地『Heguri Hub』

    食事をする母子

    近隣の里山をトレッキングしたあとの遅いランチ。ペコペコな私たちのお腹を満たしてくれたDELI&CAFEです。2021年7月に完成したばかりとか。

    保育所をリノベしたサイクリストのための複合施設

    旅先に自転車でふらりと立ち寄れる素敵な憩いの場があったらいいな。野を越え山を越え、黙々と走るサイクリストなら、きっとそう思うことでしょう。あー、そろそろ休みたい。そんなとき、『Heguri Hub(ヘグリハブ)』のような施設があったら最高ですよね。

    平群クラブハウスの看板

    房総半島といったら海のイメージですが、真ん中のあたりには山あり谷あり、のんびりした里山の原風景が広がるのです。そこに突如現れたサイクリストのためのパラダイス。

    この複合施設は、もともとは平郡(へぐり)小学校群の保育所だったそうです。2017年にサイクリストの憩いの場として『平群クラブハウス』が誕生。その後、2021年7月には私たちがお邪魔したDELI&CAFEのほか、施設内には簡易宿泊所、シャワー、キャンプ場、さらにはコワーキングスペースが完成。

    いまどきっぽい、かゆいところに手が届く自転車乗りのための桃源郷なのでした。もちろん私のように、トレッキングのあとにふらりと寄った人たちでも、ホッと一息つける場所ですよ。そうそう、近隣には伊予ヶ岳をはじめ、魅力的な低山がたくさんあるのでハイカーにも◎です! あとツーリング・ライダーにもうれしい設備がばっちり整っていますね。

    カフェのメニューとショーウインドウ

    ショーケースには色とりどりの創作料理が並んでいました。飲み物もソフトドリンクからアルコールまでいろいろ。

    黒板に書かれたメニュー

    お店の看板メニュー。

    家族で食べたランチ

    もちろん3種類の看板メニュー、まんべんなくオーダーしました(笑)。

    子どもたちは写真左のポークグリルランチをシェア。見た目以上にボリュームがあるので、3歳と8歳にはちょうどいい量でした。夫は3種類のデリにおにぎり。私は季節野菜のスパイスカレー。ハーブをふんだんに使った味わいはクセになりそうです。

    ランチボックスのパッケージ

    どのメニューもこのようなランチボックスに入っています。

    ご馳走はテイクアウトしても、私たちのように店内でいただいても、天気がとびきりいい日は外のテラスでもOK。自由なスタイルでいただけます。

    黒板

    保育所だったことがうかがえる、このような黒板がいいアクセントに。

    カフェ内の様子

    ラストオーダーぎりぎりに入ったので、私たちが最後の客でした。

    かわいいミニ直売所

    ショーケース横のかわいいミニ直売所。

    窓の外には豊かな緑

    大きな窓からは中庭が見渡せます。緑がたくさん見える心地いい空間。

    HEGURI HUB DELI&CAFE 

    営業日:土、日、祝日
    営業時間:11:00~15:00
    住所:千葉県南房総市平久里中224-3
    TEL:0470-58-0312
    駐車場 20台
    https://hegurihub.com/

    施設内を探検してみました

    静かな廊下

    廊下がもっとも保育所の面影が残っているかも知れません。どこか懐かしく、新鮮な場所。

    さて、お腹が満たされました。活発な3歳の次男がむずむずし始めます。外に連れ出しましょう。

    中庭のサイクルラック

    中庭にはサイクルラックもたくさんあります。かつての園児たちがここで元気に走り回っていたのでしょう。

    中庭で遊ぶ子供

    レンタルサイクルには、『ジャイアント』のEバイクやクロスバイクがあります。

    空気入れや修理工具が無料で貸していただけるほか、レンタサイクルもあるので、ふらりと遊びに来ても里山サイクリングが楽しめそうですね。

    平均台で遊ぶ子供

    懐かしい平均台!

    次男の後ろにそびえるのは、千葉のマッターホルン!? 関東百名山のひとつに数えられる標高336.3mの伊予ヶ岳です。本当はこの山に登ろうと思ったのですが、鎖場があるとインターネットで見て、うちのイヌ(ボストンテリアの9歳のメスです)にはシンドいかなーと、違う山を選びました。
    と、山が選べちゃうくらい、このあたりは魅力的な低山の宝庫なのです。

    施設をお借りしてZoomで息子の自転車レッスン

    じつはこの日、次男の自転車のZoomレッスンが入っていました。Heguri Hubのスタッフさんにここでやらせてもらっても良いかとたずねたら笑顔でOK! 助かりました。

    最近の子どもたちは、ペダルの付いていない「キックバイク」から自転車デビューするのが王道のようです。実際うちの8歳の長男もそうでした。キックバイクでは、体重移動をうまく使いながらのバランス感覚が気軽に養えます。なので、ある日突然ペダル付き自転車にサッと移行できるというわけです。

    キックバイクの馴染み方はまずまずだった次男。ブンブン走り回っていました。しかしペダル付きへの抵抗感がかなりあり、やはりプロの手を借りようと、『30分で乗れる自転車教室』というレッスンを受けることにしました。しかしこんなご時世なので、イベントはやっておらず(長男のときは参加させていただきました)、Zoomでのオンラインレッスンというわけだったのです。

    いやぁ、すごい時代ですよね。まさか旅先でレッスンが受けられるなんて!

    こちらの教室は、「へんしんバイク」という子ども自転車を販売する『ビタミンアイファクトリー』が主催。「へんしんバイク」を持っていたので無料でレッスンが受けられました。

    30分で乗れる自転車教室

    http:/www.vitamin-i.jp/30bike/

    Zoomで自転車教室

    長男から受け継いだ「へんしんバイク」でオンライン自転車教室を体験。お父ちゃん、コシつらそー。

    もちろん早く習得するにはリアルなレッスンを受けるのに越したことはないのですが、Zoomでも私たちがどう教えたらいいか非常に参考になりました。

    もちろん私も子どものときは、自転車に乗るのに苦労したと思います。でもいまは何も考えずにスッと漕ぎ出せる。たとえ何年ブランクがあっても。そんなふうにジブンが当たり前のようにできることを、教えるのってほんとうに難しいですよね。

    「どーんと行ってガンガン漕いでー!」

    って、なんにも伝わりません……。

    スマホを覗く子供

    画面越しですが先生からアドバイスを受けています。

    この翌々日、滞在していた勝浦市でZoomレッスンを振り返り、「どーん! と行ってガーッ!」とやったら(私の独特な言い方ですが……)乗れました! 20分の短いレッスンでしたが、次男はしっかり感覚をつかんでいたのです。

    3歳6か月、人生の記念すべき日になったのでした。

    はじめて自転車に乗れた子供

    この感覚、一生モノだぞ!

    ところで、Heguri Hubしかり、南房総全体にいえることですが、自転車観光にチカラ入れてますね。いたるところにサイクルラックがありました。

    駅前の自転車ラック

    JR岩井駅前にて。たくさんの自転車を停められそうです。

    次男も自転車に乗れるようになったことだし、南房総を家族で自転車旅なんていいかもなぁ。次の旅のステージにちょっとだけ近づいたのでした。

    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

    NEW ARTICLES

    『 日本の旅 』新着編集部記事

    旧街道歩き旅は手ぶらで始められるのが魅力!服装と靴には注意点も

    2024.11.21

    北海道犬連れキャンプ旅・後編〜目的地は白樺林のキャンプ場【災害救助 犬コアと家族の 日記 Vol.22】

    2024.11.21

    葉山のライダーズカフェ「Felicity」レビュー!こだわりのコーヒーがもたらす幸せ

    2024.11.12

    北海道犬連れキャンプ旅・前編〜美味しいもの盛りだくさんグルキャン編【災害救助 犬コアと家族の日記 Vol.21】

    2024.11.03

    中山道歩きは「火の見櫓」ウォッチングが楽しいぞ! 長野には多く、群馬にはない?

    2024.11.02

    なぜ定年を控えたおじさんは歩き出すのか?

    2024.10.30

    古き良き日本の港町、千葉・勝浦でのサーフスタイル

    2024.10.23

    世界に向けて日本の魅力を発信!アウトドアジャパン編集長に聞く「日本のアウトドアの魅力」

    2024.09.22