いまや、アウトドアスパイスは群雄割拠の時代。アウトドアメーカーからショップ、調味料メーカーまで各所からオリジナルのスパイスを販売し、洋食から和食まで豊富なラインナップになりつつある。
そんな中、アウトドア専門のネット通販サイト・ナチュラムが、全国のこだわり調味料の卸しとメーカーと調味料の共同開発を手掛ける味の坊とコラボしたアイテムを発表。ひと足先に手に入れることができたので、どんなものか紹介する。
アウトドア感を手軽に演出できる調味料が登場
1点目は醤油。製造を終えた後に燻製処理を施すことで、本来の醤油の旨味はそのままに香ばしい風味が味わえるようになっている。
燻製材は1種類だけではなく数種類の広葉樹をミックスし、深みを出している。発酵を促す保存料や味付けを一切使わない天然醸造品であることから、本格的な料理に使えるのが魅力である。
もう1点は岩塩。一般的な岩塩と同じように火を通さずに使えるうえ、燻製香を手軽に味わえるおもしろい調味料だ。
東北地方から北海道にかけて生息する大山桜チップをぜいたくに使用し、魚料理から肉料理まで幅広い料理に合わせやすいのが特徴。また、粒が小さいパウター状態になっているため、ミルで挽くことなくそのまま使える。
実際に2種類の燻製調味料を使ってみた
では、それぞれの調味料を何に使ったのか、紹介しよう。
まずは醤油。純粋な味を試すならTKG(卵かけごはん)が一番。温かい白米に生卵をのせ、その上から醤油を2周ほど回すだけ。スモークの風味が口の中に広がり、驚くほど燻製料理のような感覚を覚えた。
ロースカツなど揚げ物とも好相性。醤油のサッパリ感がありながら、燻製の香ばしさが肉とマッチして美味しく食べることができた。
ベーコンエッグに使うのもよし。ただ、生卵と焼いた卵とでは多少風味が異なる。こちらのベーコンエッグは、最初の風味は軽く燻製香が広がるが、その後はスッと醤油の味になり、卵と馴染んで美味しく食べられた。
焼いたり煮たりする調理工程が入ると、少し燻製香の広がりは落ちてしまうようだ。なお、醤油が苦手な人はフタをして蒸す前に燻製塩をふりかけておくと、旨味を閉じ込めて美味しく仕上がる。
続いて岩塩。キャンプの朝食と高相性のソーセージにピッタリだった。
パリッと焼いた状態で塩をつけると、燻製香とソーセージのジューシーな肉汁が混ざり合い、頬が落ちてしまいそうな美味しさだった。気づいたら5本をあっという間に平らげ、幸せな気分を味わえた。
今回は以上までだが、公式ページによると醤油は冷奴や炊き込みご飯、カレーなど、岩塩ならポテトサラダや茹で卵、パスタ、カルパッチョなどと相性がいいとのこと。どんな料理に合うか、ぜひ試してみよう。
燻製香をつけた醤油と岩塩は試してみる価値アリ!
トレンドのアウトドアスパイスとは異なる商品だが、結論として燻製の香りをつけた醤油と岩塩という発想は新しく、使ってみてどんな料理にもマッチする便利な調味料だと感じた。
現在はナチュラムの公式オンライサイトで販売しているので、気になる人はぜひ試してみてはいかがだろうか。
商品概要
「燻製醤油」
価格:¥980
サイズ:W4×D4×H13.5cm
容量:100ml
賞味期限:製造から1年
「燻製塩」
価格:¥700
サイズ:W4×D4×H9cm
容量:40g
賞味期限:製造から1年
ナチュラム 公式ページ
https://www.naturum.co.jp