テントの価格を極力抑えたいと思っていても、低価格テントは非常に種類が豊富なため、迷ってしまいます。
しかも、安ければ良いというわけではないため、「安かろう悪かろうなのでは?」と、不安になってしまうことも。
そんな低価格テントの中で、今回ご紹介するのはAzarxisのテント。Azarxisのテントははっきり言って安いですが、十分な機能を持っています。
実際に30泊以上使った筆者が、その魅力についてご紹介。低価格テントの購入を考えている方の参考になればと思います。
Azarxisテントをおすすめする4つの理由
1.スカート付きで冬の冷気をシャットアウト
Azarxisのテントはスカートがついているため、冬の冷気をシャットアウトすることができます。
テントと地面の隙間を埋める布がスカートです。ただのひらひらした布ですが、これが冬の冷気防御に絶大な効果を発揮します。
夏はスカートを収納することで風通しがよくなり、涼しく過ごすことができます。
2.夏は涼しく、冬は暖かいダブルウォール構造
低価格テントにありがちなシングルウォールではありません。インナーテントとフライシートのダブルウォール構造になっています。
そのため、インナーテントとフライシートの2枚のシートの間に空気の層ができ、断熱効果を生みます。
真夏は炎天下の熱気を和らげ、冬はテント内が結露でビショビショになるのも防いでくれます。
また、前後にある出入り口はフルクローズにも、メッシュにすることもできます。
前後メッシュにすることで、夏は大変風通し良く快適です!
3.広い前室と後室で荷物も安心
フライシートとテント本体の間に空間がある設計になっています。前後2か所に空間があります。
この空間を「前室」または「後室」と呼び、脱いだ靴や荷物の置き場として利用することができます。
雨や夜露にさらすと困るけど、テント内では邪魔になるものをここへ置く、という使い方ができて便利。
前室は台形の形になっており、奥行きが60センチメートル。結構広いです。
後室は三角形で、前室よりは少し狭くなります。
しかし、前後合わせれば十分広い面積が取れるため、荷物を置くスペースに困ることはありません。
4.キャノピーで雨の日も快適
前室のファスナーを開けるとキャノピーになるのも嬉しいポイント。
キャノピーとは、テント出入り口にあるひさし部分のことです。
日差しを遮ったり、雨よけになったりするなど、タープ代わりになります。
ちょっとしたリラックスには最適。居間としても利用できます。
初心者でもできる!組み立ても簡単
とてもシンプルな構造ですので、キャンプ初心者でも一人で組み立てできます!
組み立て方法はとっても簡単。
まず、付属のポール2本をクロス状にしてテントへ通していきます。
ポールの先端部分を、テントの4隅にあるハトメに差し込んでいきます。
差し込み終えると、テントは自立します。
自立状態になったら、グランドシートとも位置合わせをしつつ設営場所を確定させます。
そして、テントの4隅にペグを打ち、固定します。ここまでで、すでにテントの形ができあがっているという簡単さ。
次はフライシートをかぶせていきます。
フライシートをかぶせます。ファスナーが2つある方が前面になり、1つが後面なのでわかりやすいです。
フライシートの4隅と、本体の4隅を固定していきます。
フライシートから紐が垂れているので結び付けます。
最後にガイロープを張って、完成です!
付属のペグは柔らかい地面用と割り切る
一点、注意点があります。付属のペグは、軽量な18cmのアルミ製ペグです。
素材が柔らかいため、固い地面で無理をすると曲がってしまいます。
その場合はより強靭な鍛造ペグにするなど、別のものを使いましょう。
芝生など柔らかい地面なら全く問題ありません。
最後に
この商品はAmazonでの販売になります。2021年12月執筆時点のAmazon価格は、7,490円。
8,000円を切る値段で、上記のおすすめ機能を備えた商品はそう多くありません。
上の写真は、マイナス8度Cの朝。
スカートの効果はてきめんで、外は凍りついていてもテント内は暖かく、朝まで快眠できました。
四季を通じて大活躍できるテントです。
これからキャンプデビューする初心者には、おすすめできます。
ぜひ、楽しいキャンプライフを!
Azarxis テント ツーリングテント ソロテント 2名用 スカート付き
使用時サイズ:奥行210×幅(前室60+室内150+後室60)×高さ115センチメートル
収納時サイズ:幅46×直径16センチメートル
重量:2.6キログラム
グループキャンプやファミリーキャンプをしつつ、最近はソロキャンプにもハマっています。
近所にキャンプ場は豊富なので、思いついたアイディアをすぐ実践し試行錯誤を楽しんでいます。